いつものカレーに飽きたら
サバ缶でカレーを作ってみませんか?
旨みたっぷりで、お肉なしでも満足感が得られるのが魅力です。ご紹介するのは、ルーを使わず作る3種類のカレー。
サバ缶の栄養を余さず活用する方法も必見です。魚が苦手な方も食べやすいので、ぜひ試してみてくださいね。
■栄養を逃さず摂る! サバ缶をカレーに使うときのコツサバ缶をカレーに使うときは、
缶汁を捨てずに使いましょう。煮込むときに一緒に加えると深みのある味わいに。汁に溶け込んだ栄養素も摂れるので一石二鳥です。
また、
サバ缶は使い切るのがおすすめ。サバ缶に含まれている
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は空気に触れると酸化しやすい特徴があります。
酸化すると、青魚独特の臭みが出て味が落ちる原因に。おいしく食べるためにも、使い切れるサイズの缶を選ぶと良いでしょう。
【隠し味が決め手】水なし! サバ缶とカレーパウダーで作る鯖カレー水なし!サバ缶とカレーパウダーで作る鯖カレーby 金子奈央さん
【材料】(2人分)サバ(缶:水煮) 1缶(120~130g)
玉ネギ 1個
サラダ油 大さじ 2
ニンニク(みじん切り) 1片分
ショウガ(みじん切り) 1片分
赤唐辛子 1本
カレーパウダー 小さじ 2
カットトマト缶 200g
<味付け用>
梅干し(はちみつ梅) 2個
生クリーム 50ml
ウスターソース 大さじ 1/2
ショウガ(すりおろし) 大さじ 1
塩 小さじ 1/2
コショウ 少々
温泉卵 お好みで
青ネギ(刻み) お好みで
【下準備】1、味付け用のはちみつ梅は種を取り除きたたいておく。赤唐辛子は半分にちぎって種をとっておく。
インド料理でよく使うタマリンドペーストの代わりにはちみつ梅を使います。コクがプラスされます。

2、玉ネギは粗めのみじん切りにして、耐熱容器に入れ、サラダ油大さじ1をかけてから、ラップをして電子レンジ600Wで4〜5分加熱する。
【作り方】1、深めのフライパンにサラダ油大さじ1を入れ、弱火で熱し、ニンニク、ショウガ、赤唐辛子を加える。

2、カレーパウダーを入れて、弱火で香りが立ってくるまで混ぜる。
焦げないように注意。ゆっくりと混ぜます。

3、レンジで火を通した玉ネギ、水気を切ったサバ缶と、カットトマト缶を加える。サバをほぐしながら水分を飛ばすように中火で5分ほど炒める。

4、<味付け用>の食材を加えて、さらに5分ほど炒める。全体的にもったりとしてきたら、塩・コショウで味を調える。
はちみつ梅や生クリーム、ウスターソースは簡単にコクが出せるのでおすすめ!

5、皿に盛りつけ、お好みで温泉卵や刻み青ネギをのせる。
【このレシピのポイント・コツ】サバの水煮缶を使うことで煮込み時間は15分程度。はちみつ梅やウスターソースを使うことで簡単にコクや深みを出すことができます。
カットトマト缶で煮込んだカレーは、旨みがギュッと凝縮された味わい。ニンニクやショウガの香りを引き出したら、カレーパウダーを加えて焦げないように火を通します。隠し味のはちみつ梅。タマリンドペーストの代わりに使うことで、本格的なカレーに。生クリームとウスターソースのコクでサバ缶がグッと食べやすくなります。
【身近な調味料で】サバ缶とごろっと卵のキーマカレー ケチャップやウスターソースなどで味付けする簡単キーマカレーです。野菜を炒めたら、サバ缶を汁ごと加えるのがポイント。カレー粉はほかの調味料より先に入れて香りを立たせましょう。サバ缶の旨みとケチャップやソースの酸味がバランス良く、大人にも子どもにも好まれますよ。
【スパイス香る】本格スパイシー! サバ缶のトマトカレー本格スパイシー!サバ缶のトマトカレー
【材料】(4人分)サバ(水煮缶) 2缶
ホウレン草 2束
<カレーペースト>
玉ネギ(薄切り) 2~3個分
水煮トマト(缶) 1缶
トマトピューレ 大さじ 4
クミンシード 小さじ 1
ニンニク(みじん切り) 1片分
ショウガ(みじん切り) 1片分
カレー粉 大さじ 3
サラダ油 大さじ 4
<スープ>
固形チキンスープの素 1個
水 400ml
チャツネ 大さじ 1
塩コショウ 少々
【下準備】1、ホウレン草は水洗いして熱湯でサッとゆで、根元を切り落として、幅1cmに刻む。
【作り方】1、<カレーペースト>を作る。フライパンでサラダ油を中火で熱し、クミンシードを加え、パチパチとしたら焦がさないように炒める。薄切りにした玉ネギを加え、強火にして玉ネギの水分を飛ばすように手早く炒める。

2、弱めの中火にし、みじん切りのニンニクとショウガを加え、焼き色がつくまで15〜20分炒める。

3、水煮トマト(ホールトマトの場合はトマトをつぶすように)、トマトピューレ、カレー粉を加え、さらに7〜8分混ぜながら炒める。

4、<スープ>の材料を加えて煮たたせ、ホウレン草を加え再び煮たってきたら、弱火にして15分煮込む。チャツネ、サバ缶を煮汁ごと加えてさらに10分煮込み、塩コショウで味を調える。

クミンシードやチャツネなどを使った本格的なカレーはいかがでしょうか? 4人分でサバ缶を2個使うため、食べ応えもありますよ。茹でたホウレン草も入れるため、栄養満点なのもうれしいところ。サバ缶は最後に汁ごと加えて仕上げましょう。
■サバ缶でいつものカレーを手軽にアレンジサバ缶をカレーの使うと、お肉とは違うおいしさを楽しめます。
栄養満点なのはもちろん、火の通りが早く時短調理ができるのもサバ缶カレーの魅力。サバのゴロッとした食感を堪能したい方は、大きめにほぐすのがおすすめです。
ご紹介したカレーは、ルーを使わない本格派ですが意外と簡単。まだサバ缶カレーを試したことがない方は、ぜひ試してみてくださいね。
(ともみ)