エスニックだけでなく、和洋中なんでも使える
「塩レモン」。いつもの料理にちょい足しすると風味がアップし、料理を格上げする便利な調味料です。

今回は、塩とレモンがあれば作れる
「塩レモン」の基本レシピと、塩レモンの使い方アイデアを12選ご紹介します!レモンのさわやかな香りが食材のおいしさを引き出し、見た目もおしゃれで、おもてなしにも使えるものばかりです! ぜひ参考にしてくださいね。
・塩レモンとは

塩レモンは北アフリカ、モロッコ料理に使われる調味料。タジン鍋やフムスなど、モロッコ料理ブームと共に知られるようになりました。レモンのさわやかな香りは料理を格上げし、スープのみならず肉や魚、パスタやドリンクなど幅広く使われています。
■【基本】塩レモン塩とレモンがあれば作れる塩レモン。保存が効くため作っておくといろいろ使えて便利です。レモンに斜めに包丁を入れておくと果肉に塩がまんべんなくなじみます。夏場は冷蔵庫で保存してください。
大活躍の万能調味料!基本の塩レモン by 山下 和美さん
【材料】(850ml容器 1個分)レモン 5個
粗塩 約 50g
【下準備】1、保存容器を熱湯消毒する。
2、レモンはよく洗い、水気を拭き取る。8等分のくし切りにする。
レモンは防カビ剤、ワックス不使用のものをおすすめします。斜めに包丁を入れると果肉に塩がまんべんなくなじみます。
【作り方】1、保存容器に粗塩とレモンを交互に入れる。果汁が出るほどぎゅうぎゅう詰めに押し込み、できるだけレモンが空気に触れないようにする。

2、数時間すると水分が出てくるので、保存容器を軽く振って、塩をまんべんなくいきわたらせる。

3、冷暗所で3週間以上置く。2〜3日おきに保存容器を軽く振る。
夏場は冷蔵庫で保存してください。
■【塩レモン使い方】野菜と合わせる・モロッコ風ナスのディップ

ナスを炒めて、塩レモン、ニンニク、トマト、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、パプリカパウダーを加えて、ふたをして蒸し煮にします。粗熱を取って、冷蔵庫で半日寝かすとより味がなじみます。
■【塩レモン使い方】シーフードと合わせる・塩レモンの美肌カルパッチョ

オリーブオイルに塩レモンの汁を少し加えて作る塩レモンドレッシングで簡単にカルパッチョが作れます。ホタテやタコなどの魚介類や、ハムやトマトなどの生野菜と和えてもおいしく食べられます。
・塩レモンのエビマヨ

塩レモンとマヨネーズを合わせた絶品ソースでエビを和えたサッパリした口当たりのエビマヨです。塩レモンマヨソースは、エビだけでなく、ジャガイモやレンコン、ニンジンなどの温野菜や、ゆで卵、白身魚のフリットなどにも合いますよ。
・モロッコ風魚のソテー

白身魚を塩レモン、ハーブ、スパイスで漬け込んでソテーした一品は、とってもスパイシー。魚を漬け込むモロッコ風マリネ液はソースとしても使えます。白ワインに合うおしゃれな一品です。
■【塩レモン使い方】チキンと合わせる・モロッコ風チキンのタジン

塩レモンとトマトで鶏もも肉のうま味を引き出した絶品タジン。ホクホクのひよこ豆がたまらない! スパイス類がそろわない場合は、カレー粉小さじ1で代用できます。
・チキンソテー

レモンと相性が良い鶏肉ですが、仕上げにバターと塩レモンを合わせるとコクとうま味と酸味が合わさり絶品の仕上がりに。お店で食べるような味わいに感動します。ぜひ作ってくださいね。
・モロッコ風レモンチキン

塩レモンとカレー粉で作るモロッコ風のチキンです。ふたをして蒸して作るため、タジン鍋がなくても土鍋で代用可能です。
・塩レモン漬けチキン

塩レモンに鶏もも肉をつけて焼くだけの簡単レシピ。チキンを焼いた後の油で野菜をソテーして、チキンに添えても良いでしょう。忙しい日の晩ごはんやお弁当など、何を作ろうか迷った時にオススメの一品です。
■【塩レモン使い方】パンやパスタに使う・塩レモンのクリームパスタ

塩レモン、バター、生クリームで作る塩レモンクリームソースで作るパスタは、濃厚なのにサッパリ食べられます。塩レモンクリームソースは、白身魚や鶏肉のソテー、ジャガイモなどにも使えます。
・塩レモンとベーコンのパン

刻んだ塩レモンをパン生地に混ぜて焼き上げた本格的なレシピです。ベーコンの塩気と塩レモン入りの生地のバランスが絶妙です!ワインのお供にもオススメですよ。
塩とレモンだけで作れる万能調味料の「塩レモン」。鍋やソテー、カルパッチョなど使い勝手が良く、レモンの酸味が心地よい料理が作れます。フレッシュなレモンが手に入ったらぜひ作ってくださいね。
(豊島早苗)