読者から投稿された実体験を、ウーマンエキサイト編集部が漫画化する「本当にあった読者のはなし」。今回紹介するのは、とても保守的で伝統的な価値観を持つ義父とのお話です。読者Dさんが嫁いだのは、とても保守的で伝統的な価値観を持つ義父のいる家。家族の中で自分の意見が最も重要で正しいと信じていて、周囲に自分の考えを押し付けようとする古典的な義父に「家長である俺がすべて正しい! 男の子を産め! それが嫁の務めだ」と言われてしまったのです。そして初孫が男の子とわかると、周囲が引くほど喜び「孫の名前は家長の俺が決める!有名な姓名判断に頼むから金を出せ」と意味不明なことを言いだしたのです。
■家長の言うことは絶対? 初孫暴走義父が失言!今回ご紹介するのは、読者Dさんが投稿してくれた実際にあったお話です。
私のお腹の子が男の子だとわかり、「よくやった! 名前は家長の俺が決める」と暴走していた義父。さすがにその思考回路についていけず、子どもの名前は夫婦で決めること、しばらく会わないことを宣言し、無事に平穏な妊娠期間を終えました。
しばらくして、義父とのトラブル中に怪我で入院していた義母が退院したので、義母に子ども会わせに行きました。義父もしばらく会わない間に少しは反省しただろうと思っていたのですが、家に着くなり息子を抱っこしたのです。すると、案の定息子は大泣きしました。すると義父は…。

「家長が抱っこして泣きだすとか、教育がなっていない。家長を敬う様にしっかりしつけてくれ」と言い出したのです。ちょっとは反省していたかと思ったの私が間違っていました。義父は何も反省していなかったのです。
■もう息子を会わせたくない!
あまりにも自分本位の義父に腹が立ち、産後の私はイライラが爆発。それから、義父はことあるごとに「家長がえらい、家長に懐かないのはおかしいなど、ずーっと暴走してました。
その日自宅に帰り、私は夫に強く当たってしまいました。
義父はそれでも、息子に会わせろ、家長の言うことを聞けと同じようなことを言っていましたが、義父の対応に疲れ切ったころ、退院して自宅で療養をしていた義母が1人で私の自宅に来ました。
義父の暴走のことを謝罪され、義母が何度も注意したが暴走がとまらないこと。孫に会いたくなったら、義母が自宅に来るため、家には来なくてよいと言ってくれました。
■義母の対応に感謝…!その後の義父は?義父はというと、家長に孫を見せにくるのが礼儀のため、会いに行くことは絶対にしないと言っていたようで、自宅にくることは一度もありません。
私たち夫婦も距離をおいているため、会いに行くことも無くなりました。義母はときどき家に来て、息子を可愛がってくれてます。
義父は、家長家長と言っていたので、引くに引けなくなってしまったようです。ただ、嫌われたくは無いようで、空気清浄機2台、子どものご飯用の椅子、服、靴、おもちゃなど色々送ってくれました。
義母に、「遠慮せずもらってあげて」と言われてたので、ありがたく使わせてもらってますが、今では誰も寄り付かなくなって寂しくなったのか、あまり強気な態度をとらなくなったようです。

「どうして孫を連れてこないんだ…」と不満を漏らし、家長としての自分が孫に会えないことに不満を抱いているようですが、義父が家族内での自身の役割や存在意義を保ちたいと思っている限り、会いに行くことはないと思います。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)