※このお話は作者マルコさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
専業主婦の主人公・さゆは毎週義実家での食事会のたびに働かされ、小言を言われることにとてもストレスを感じていました。今週は義父母たちが家に来ると言いますが、夫は断れないの一点張りなので実家に帰ることにした妻。家に来てすぐに妻の不在に気づいた義父母は、「新築に500万も出してやったんだからもてなしで恩を返せ!」と怒り、妻を呼び戻すよう夫に伝えます。夫からの着信に嫌な予感がした妻が電話に出ないでいると、母が「今逃げてもこれから一生付き合っていかなければならない人たちだから…」と心配している様子。確かにその通りだけれど、どうしても嫌だという思いのほうが強い妻なのでした。
■夫の家族は嫌だけど離婚となると…
■一向に電話に出ない妻を見兼ねた母は…
将来的には仕事に復帰したいと思っているし、義父母と同居するつもりも面倒を見るつもりもない。
何度も離婚を考えたけど、夫のことは腹が立つことはあっても嫌いではないし、娘や母のことを思うとなかなか踏み切れない…。
離婚しない選択をするということは、一生夫の家族と切っても切れない関係であることは明確です。
それでも、どうしても義実家のことが嫌で嫌で仕方ないのです…。
いつまでも鳴り続ける電話に、母はついに「帰りなさい」と妻の後押しをするのでした。
(マルコ)