※このお話は作者マルコさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
毎週の義実家での食事会が憂鬱で仕方ない主人公・さゆ。夫に相談しても聞く耳持たずで、離婚を考えるほど悩んでいました。ある日、我が家で食事会をするというので妻は実家に帰ることに。妻の不在で不機嫌になる義父母に気を遣っていた夫でしたが、義姉には妻が嘘をついて実家に帰ったことがバレていた様子…。いつも動き回りながら義父のお酌をする妻の大変さを理解した夫は、義父に自分のお酒は自分で注ぐべきだと伝えます。さらに妻が義父の相手をするのが嫌だから実家に帰ったのだと本当のことを言ってしまうのでした。夫の予想に反して、義父母は大激怒。「離婚しろ!家を売って援助した500万を返せ!」と理不尽な要求をしてくるのでした。
■夫婦の意思を無視して言うべきことではない
■義姉の離婚は反対したのになぜ?
義父は手酌すればいいし、義母はもっと妻に優しく接したらいい…もっともな提案をする夫でしたが、「嫁はお酌をするもの」という考えは絶対に譲れないという義父。
そんな3人の会話を聞いていた義姉にひとつの疑問が浮かびます。なぜ自分が離婚すると伝えたときは否定的だったのに、弟にはそんな簡単に離婚を勧めるのかと…。
すると義父は男はいいけど女の離婚は世間体が悪いからダメだと差別的な発言をします。義父の凝り固まった男尊女卑の考え方を変えるのはなかなか難しそうです…。
(マルコ)