※このお話は作者ツムママさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
母親に自分のできないところばかり指摘され育てられた経験から、ペキ子は「完璧な母親」になろうとするあまり、夫の優一の言葉も届かなくなってしまう。しかし娘を一生懸命育てる中で、娘が完璧な子どもでなくても愛しているという事実に気づくのだった。そんなペキ子に安心し、ずっと信じて待ってきたと告白する優一。ペキ子は優一の言葉と母の言葉が同じでも、全然別のことを意味していたのだと知り、優一のありがたさに涙するのだった。
■「完璧にね」母の口癖が…

■心配した夫が声をかけて…

■目が覚めた!

その夜、ペキ子はいつも見ている母親の夢を見ました。
「完璧にね」「あなたは人より劣っているんだから」
いつも決まって言われる言葉に、「ごめんなさい」と必死に謝るペキ子。しかし母親は憎いものを見るような表情で「産まなきゃよかった」と言うのでした。
うなされているペキ子が心配で、声をかける優一。娘のカンちゃんも「マ!」とママを呼んでいます。
いつもはこの悪夢からなかなか起きられないペキ子。しかし今日は…、目覚めることができた!
そう、ペキ子は本当に目が覚めたのです…!
※実話をベースとしたフィクションです。症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
(ツムママ)