※このお話は作者マルコさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
義実家の時代錯誤な考え方についていけず、良好な関係を築けずにいた主人公・さゆ。義父に激昂され離婚危機に晒されるも、義父の問題行動をきっかけに、妻は義実家との付き合いを最小限にできることになりました。妻の代わりにと夫の幼馴染・かおりが毎週の食事会に来ることになり、夫は自分がラクするためそれを受け入れます。そしてかおりの家庭的な部分を魅力的に感じるのでした。ある日食事会に行っていたはずの夫の帰りが深夜になり、妻はまたかおりが義実家に来ていたのではないかと夫を問い詰めます。するとかおりから着信があり、スピーカーにして電話に出てもらうことに。ついさっきまで夫と一緒にいたというかおりは、そのまま夫をデートに誘います。妻はすかさず「コソコソしないで!」とかおりに返しましたが、まさか妻に聞かれているとは思わなかったのか、電話は切られてしまいました。妻は夫に、どういうつもりなのかと詰め寄り…。
■すべてお見通しの妻
■妻の決断
思い通りにならない自分よりも、扱いやすいかおりのほうが義実家全員にとって好都合なのだろうとすぐに察した妻。
的確すぎて言い訳すらできない夫は、ただただしどろもどろになるだけなのでした。
そんな夫に呆れた妻は、ついに離婚を宣言。
義実家のことも、夫の経済支配にもたくさん我慢してきたし、何度も話し合おうとしてきた…けれど夫の考えを知って、さらに嘘までつかれて裏切られて、妻は我慢の限界を迎えたのです。
そして妻はすぐに家を出る準備をするのでした…。
(マルコ)