※このお話は作者マルコさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
義実家との関係性に悩んでいた主人公・さゆは、義父と揉め合いの末、付き合いを最小限にすることに。幼馴染のかおりが義実家を出入りするようになったことを隠されていた妻は、夫を信用できず離婚を突きつけます。義父が突然亡くなり、妻にも遺産が渡るように遺書を書き換えられていたことが判明しましたが、義姉に言われるがまま相続放棄することに。しかしその後も義姉から援助された500万円の返金を求められ、納得いかない妻は直接対決へ。義姉が今お金に困っているのは、これまで男性に依存して生きてきたからだと指摘しますが、義姉は自立する気などなく弟に面倒を見てもらおうとする始末。妻が相続放棄したのは、義父を亡くしたばかりの義姉たちと揉めたくなかったから。義姉がその気ならと、相続放棄はせずに、遺産分割協議でしっかり話し合う決意をした妻でしたが…。
■相続放棄すると自分から言ったわけではない
■義父が亡くなってからの義母と義姉を見てると…
正式な手続きを踏んでいない以上、まだ妻には相続の権利があります。義父を亡くしたばかりの義母と義姉に気を遣っただけで、自ら辞退したわけではないのです。
育児にもこれからお金がかかるのだから、もらえるお金をもらわない選択肢は本来ありません。
しかも、義父が亡くなってからの義母と義姉は、明らかに清々している様子。大金が入ってきて喜んでいるようにしか見えないのです。
もうそんな2人に気を遣う必要などありません…!
(マルコ)