韓国料理でも特に人気の
スンドゥブチゲ(純豆腐鍋)。豆腐とピリ辛スープがくせになる、満足感のある一品です。
最近では、スンドゥブチゲの素やレシピが豊富にそろい、自宅で手軽に楽しめるのも魅力のひとつ。

今回は、
基本のスンドゥブチゲの作り方から、魚介・肉・野菜・発酵食品を使ったおすすめ具材まで、幅広くご紹介します!
意外な組み合わせで楽しめるアレンジもたっぷり。ぜひ日々の食卓に取り入れてくださいね。
・スンドゥブチゲとは

スンドゥブチゲは漢字で
「純豆腐鍋」と書きます。スンドゥブは、おぼろ豆腐のような柔らかい豆腐、チゲは鍋料理を意味します。つまりスンドゥブチゲとは、やわらかな豆腐を味わう鍋料理のことです。
アサリなどの魚介や肉から出るだしをベースに、コチュジャンやキムチを加えてピリ辛に仕上げるのが特徴。
■基本をマスター【おうちで本格!スンドゥブチゲ】アサリや干し桜エビから出る旨味をたっぷり味わえる、基本のスンドゥブチゲのレシピです。ごはんを入れて雑炊風に楽しむのもおすすめですよ。
おうちで本格!スンドゥブチゲ〜豆腐とアサリのピリ辛スープ〜 by 近藤 瞳さん
【材料】(2人分)豚バラ肉(薄切り) 50g
<下味>
ニンニク(すりおろし) 1片分
コチュジャン 小さじ 1
白菜キムチ 75g
玉ネギ 1/4個
エリンギ 1/2パック
干し桜エビ 小さじ 1
アサリ 100g
豆腐 200~250g
卵 2個
ゴマ油 小さじ 2
<スープ>
赤唐辛子(韓国産) 小さじ 1/2
牛肉味だしの素 小さじ 1
しょうゆ 小さじ 1
酒 大さじ 1
水 400ml
塩 少々
ネギ(刻み) 適量
【下準備】1、アサリは砂出しをして、殻を流水でこすり洗いする。豚バラ肉は食べやすい大きさに切って<下味>の材料をもみ込む。

2、玉ネギは縦薄切りにする。エリンギは薄切りにして、長さ4cmに切る。干し桜エビはみじん切りにする。
【作り方】1、鍋にゴマ油を中火で熱して、豚バラ肉、玉ネギ、干し桜エビを炒める。玉ネギがしんなりしたら、エリンギ、アサリ、<スープ>の材料を加えて中火で加熱する。

2、沸騰したら蓋をして、弱火で加熱する。アサリが開いたら、豆腐を大きく手でちぎりながら加える。

3、再び中火にして、煮立ったら卵を割り入れて蓋をし、好みの半熟加減まで加熱する。器に入れて、刻みネギを散らす。
■スンドゥブチゲおすすめ具材【魚介類】
スンドゥブチゲの定番具材の、
アサリなどの貝類をはじめ、煮込むほどに旨味が深まる
タラやエビ、栄養豊富な
サバやサンマなどの青魚も、ピリ辛スープと相性抜群です。
・貝類(アサリ、ホタテ、カキ、シジミ) ・タラ ・サバ、サンマなどの青魚 ・タコ、イカ ・エビ
・アサリと豆腐のチゲ
アサリの旨味がギュッと詰まった、食べ応えのあるスンドゥブチゲ。
ごはんにかけたり、トッポギやうどんを一緒に煮込んだり、アレンジも豊富です。すりおろしジャガイモで自然なとろみを加えるのもアリ!
■スンドゥブチゲおすすめ具材【肉類】
肉類を加えると、さらにボリュームアップ!
こま切れ肉やひき肉を使えば手軽にコクが増します。牛スジやホルモンを加えるとより味わい深いスープに。
・豚肉 ・牛肉 ・鶏肉 ・ひき肉 ・ホルモン、牛スジ
・味噌が決め手! 和風スンドゥブチゲ
和風だしとみそを合わせた、親しみやすい味付けのスンドゥブチゲです。豚肉の旨味がしっかり効いていて、20分でパパッと作れるのもうれしいポイント。
■スンドゥブチゲおすすめ具材【野菜】
キノコ類は、旨味をプラスする食材で、健康維持や免疫サポートが期待される栄養素も含まれています。
トマトを加えると辛味の中に酸味が加わり、ひと味違ったおいしさに。スンドゥブチゲには、冷蔵庫の半端野菜も活用できます。
・キノコ類 ・根菜類(大根、ニンジン、レンコン) ・葉物類(キャベツ、水菜、ホウレン草) ・その他(モヤシ、トマト、オクラ、ジャガイモ)
・ジャガイモすりおろしスンドゥブチゲ
タラやアサリ、シメジ、キムチがたっぷり入った具沢山のスンドゥブチゲ。
すりおろしたジャガイモで自然なとろみをつけ、仕上げにピザ用チーズを加えると、リゾット風でマイルドな味わいが楽しめます。
■スンドゥブチゲおすすめ具材【その他】
みそベースのスンドゥブチゲに、ぜひ加えたいのが
発酵食品の納豆です。
ぬめりが取れ、よりまろやかな味わいに変わります。ソーセージやハムを加えてプテチゲ風にアレンジしたり、餃子や明太子を入れたり、お好み食材でアレンジ自在です。
・納豆 ・チーズ ・ソーセージ、ハム ・のり ・めかぶ ・明太子 ・餃子
・納豆とアサリとブロッコリーのチゲ
発酵食品の納豆と、ビタミンCが豊富なブロッコリーの組み合わせ。栄養のバランスを気にしている方や、新しい味わいにチャレンジしたい方にぴったりです。
スンドゥブチゲは、体を芯から温めるうえ、具材を変えれば毎回違ったおいしさを堪能できます。
納豆やめかぶといったネバネバ食材や、たっぷりのキノコ、キムチを加えて、季節の変わり目を元気に乗り越えましょう!
(豊島早苗)