※このお話は作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
隣に住む隣人が、子どもたちに車を傷つけられたと連日家にやってきます。娘の濡れ衣は証明できたものの、息子に疑惑の目が向けられた際、たしかに車に傷があったため、隣人は一方的に犯人を息子だと決めつけます。初めはハッキリ「やっていない」と証言していた息子は、いつのまにか「わからない」と発言するように。週末、話し合いのために隣人の自宅を訪れた夫婦に、60万円を支払えばこの件は水に流すと示談書を突きつける隣人。対応できる保険に加入していないためこのままでは全額支払わなければならない…息子にもう一度話を聞くと、母も知らなかった事実が発覚。隣人から「卑しい子」と罵られ、追い詰められた息子はいつのまにか「自分がやったのかもしれない」と記憶が曖昧になってしまっていたのでした。
■息子が一番不安だったのに…!

■「信じてる」ってもっと伝えるべきだった

■子どもを傷つけた隣人を許さない…!

息子が大人たちの言葉に深く傷ついていたことに気づいた母は、息子を一番に信じていることを言葉にしなかったことを後悔し、息子を思い切り抱きしめます。
「誰がなんと言おうと、あなたは何もやっていない」
母のこの一言で、息子は押しつぶされそうなほどの不安から少しだけ解放されたのではないでしょうか。
車を傷つけたことが勘違いであろうとなんだろうと、息子を守ることを心に誓った母は、息子を傷つけた隣野さんへの怒りが込み上げます。
多額の示談金を求める隣野さんと、どう戦っていくのか、今後の展開が気になります…!
(ますまゆ)