またあの紙…!?誰にも見せたくなかった涙。それすらも、今は“攻撃の材料”になるらしい…。
いつものように帰り支度をしようと、ロッカーを開けた瞬間、そこに、赤いインクで書かれた紙が置かれていました。

たったそれだけ。でも、その文字を見た瞬間、ゾッとしました。
(また……?)
手書きの字体は前と同じ。
(見てたんだ……私が泣いたことも)
思い出したくもなかった。あの日、トイレの個室で泣いたこと。
誰にも見られていないと思っていた、あの涙。
それさえも、どこかで誰かに見られていたのかもしれない。知らない誰かに、笑われていたのかもしれない。
もう涙は出ない手に持った紙が、微かに震えていました。でも今回は、もう泣かないと決めていました。

何が正解なのか分からない。でもひとつだけ、確かに分かったことがあります。
それは、私はもう限界だということ。
紙をぐしゃっと握りしめ、目の前でそれを破きました。
今までになかった感情が生まれた瞬間でもありました…。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)