みんなの前では気丈に振る舞っていた真理子さんも、本当はとても傷ついていたのだろうと思い知らされました。
自分がまいた種にもかかわらず、私は思ったよりも胸が痛んでいました。私のコメントやまわりの書き込みが、真理子さんを追い詰めてしまったに違いない。後悔する気持ちが芽生えてきました。

それからしばらく、真理子さんの新しい投稿を見ることはありませんでした。それもあって、これまでの悪質コメントも減っていきました。

被害が大きくなることを恐れていましたが、真理子さんのSNS投稿が減ったことで、私の心もほんの少しだけ落ち着いたような気がしましたが、その一方で何か大切なものを失ったような寂しさが残りました。
きっとみんな、犯人は私だと思っているのだろう…。そう感じながら周囲と付き合っていくのは苦痛でしかありませんでした。どこかで自分だけが悪いとは思いたくなかったけれど、複雑な気持ちを抱えたまま日々を過ごすしかありませんでした。
自分には関係ないこと、ただのネットのやり取りと思っていたのに、現実がこんなにも重くのしかかってくるなんて…。
誰にも言えないモヤモヤと後悔が、心の中でぐるぐる渦巻いています。私の軽はずみな行動が真理子さんを傷つけたかもしれない――その事実がどんどん大きくなって、不安でいっぱいになりました。
これから私はどうすればいいのか、まったく考えがまとまりません。謝るべきなのか、それとも何もしないほうがいいのか。そんなことを考えているうちに、周囲のママたちとの交流もほとんどしなくなっていきました。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)