夫と別々に暮らし始めて1ヶ月…。
原因は、私ばかりが家事や育児を抱えている気がして、だんだん心が疲れてきました。何より、夫に何度もお願いしてきたけれど、家中の食べ物を食い尽くすような行為は本当にやめてほしい、そう伝えてきたにも関わらず、聞く耳すら持ってくれなかったことに限界を感じていました。
別居の決定打となったのは、子どものお祝いごとのケーキを何も気にせず食べてしまったことです。実家に戻って来ることが正解だったかどうかは分かりません。でも、何をしても理解してもらえないのならば、こうするしか方法はなかったように思います。
でも、1ヶ月が過ぎこのままで良いのかどうか、分からなくなっていました。
このまま別居した生活をしていけばよいのか…、ときどき自分に問いかけてしまいます。子どもたちが夫のことを心配するような発言をするたび、このままではダメなのかもしれないとも思っていました。
しかし、実家に頭を下げに来た夫を見て、今まで一切謝らなかったのにどうして? そんなふうに感じていました。

一緒に暮らしているころは、どこかで変わってほしい、気付いてほしいという小さな希望を持ち続けていたのも事実です。夫に気持ちが伝わらなくても、子どもたちが笑顔でいられるよう頑張ろう…、自分を励ましていました。

久しぶりにパパに会えた子どもたちはとても嬉しそうで、今までごめん…!という気持と、夫が子どもたちに謝る姿を見て、私もどこかほっとした気持ちになっていました。
夫は私の実母にも謝った後、一緒に実家を後にしました。
そして久しぶりに帰った家に入り驚きました…。

とてもきれいなキッチン、きっと家中ゴミだらけになっていると思っていたのに、こんなにピカピカな家になっているなんて…!

別居している期間、夫が家庭のことに目を向けてくれるようになっていたのです。しかも、夫が自ら夕飯を作ったと聞いてさらに驚きました。今までキッチンに立つ姿なんて見たことなかったのに。
家事は私に任せっきりだった夫が、こうして一歩踏み出してくれたことが素直に嬉しかったです。
何より、みんなの食事を食べ尽くすことのないように、足りない分は自分で作るか、買うかして、家族に迷惑をかけないようにするとのこと。
実際に冷蔵庫を開けると、いくつか作り置きの食事がありました。
夫が作った料理を食べるのは初めてですが、なかなか美味しくてびっくり。子どもたちも嬉しそうです。

「みんなで食べると美味しいね!」自然と笑顔がこぼれました。家族みんなで食べるご飯は、何より特別な味がしました。夫も子どもたちも嬉しそうで、私の心の中にも幸せがあふれました。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)