※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
夫の同僚・芹から届くハート付きメッセージや親密な態度に不安を抱く妻。夫は「ただの仲の良い同期」と主張し、妻も一度は納得するが、帰省の際に芹を車に同乗させると聞き再び疑念が募ります。「芹のことが信用できない」と伝えると「同期の悪口はやめて」と逆に咎められ、妻は「これ以上不安にさせるなら信じられなくなる」と訴えます。夫は同乗を断ることにしたものの、「もっとサバサバしてると思ってた」と無神経な一言を放ち、気まずい空気が漂います。しかし翌朝、笑顔で話しかけてきた夫が告げたのは、「芹の夫も同乗の件は知っていて、むしろ助かると言っていた」という驚きの事実でした。
■同僚が大丈夫って言ってるってことは…

■同僚がかわいそう…?

■妻よりも同僚に優しくするんだ…

一度は同乗を断ったはずの夫でしたが、「芹の夫も知っているから問題ない」と言われ、やはり彼女を乗せていくつもりのよう。
「送ってあげないと予定が崩れてしまってかわいそうだし」と語る夫の言葉には、妻への配慮がまるで感じられません。
芹の夫が認めていようが関係ない。自分は「嫌だ」と、はっきり伝えたはず…。それなのに、まるでその気持ちはなかったことにされたようで、妻は深く傷つきます。
ショックと怒りが入り混じるなか、妻は話し合いを打ち切り、先に家を出ることに。
夫婦の間に広がる溝は、日に日に深まっていくばかり。この険悪な状況に、夫は一体どう向き合うつもりなのでしょうか?
(スズ)