※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
同僚・芹との密会を嘘で隠していた夫に、ついに離婚届を突きつけた妻。「心配させたくなかった」と言い訳する夫に、妻は「疑い続ける自分が嫌だ」と胸の内を明かします。動揺した夫は、芹と今後は2人では会わないと約束し、妻は「次はない」と釘を刺し、一度だけ許すことを決意しますが、信頼は簡単には戻りません。夫の言動を見極めるため、監視の目をまだはずすつもりはないのでした。
■数週間…芹からの連絡はパッタリ途絶えた

■どうせ口だけだと思っていたから想定外

■夫が本当に芹と距離をとるようにしてくれたのなら…

離婚を宣言したあの日以来、夫は本当に芹と連絡を絶ったようでした。どうせまた嘘だろうと疑っていたものの、怪しい行動も見られず、2人の曖昧な関係にはようやく終止符が打たれたのかもしれません。
とはいえ、嘘をつかれていたこと、そして妻よりも芹に優しくしていたという事実は、簡単には消えません。
それでも、夫の姿を見ているうちに、妻の中に「もう一度信じてみようかな」という思いが芽生え始めていました。
――なのに、まさか、あんなことが起こるなんて…。
(スズ)