■これまでのあらすじ
幼なじみのありさのせいで、幼稚園と小学校時代は嫌な思いをしたののか。別々の中学校に進学し疎遠になったが、高校生になるとバイト先で再会してしまう。しかし昔のありさとは違い、一緒にいて楽しいと思えるように。ある日、ありさに頼まれバイトを代わってあげると、それが嘘だと発覚。そこでののかは彼氏といたありさに声をかけ、ありさが嘘を平気でつく人間であることを告げ、バイト先にも「共有する」と言い放つのだった。
■関係を断った…
■メッセージが来た…!?
■知るもんか


もう友だちでなんてやっていられない…。そう思ったののかは、ありさとの関係を一切断ち切るためにバイトを辞め、連絡先もブロックするのでした。
しかしある日、SNSを使ってありさからメッセージが届きます。
そこには謝罪の言葉と、彼氏がすごく厳しい人でなんとしてでもあの日会わないと怒られるかもしれなかったと書かれていて…。
もう嘘はつかない。またののかと遊びに行きたい…。
そんなメッセージを見て、「どうせ嘘だ」と思うののか。
「知るもんか」とつぶやきつつも、ののかの頭には幼い頃、ありさの家に行ったときのことが浮かんで…。
(あさのゆきこ)