※この作品には、子どもが辛い思いをする場面が含まれます。読み進める際はご注意ください。
■これまでのあらすじ
家庭のストレスで他人を利用するようになったありさは、幼なじみのののかに対しても彼女を長年にわたり追い込んでしまう。社会人になり、ののかとは別の地で社会人になったありさだったが、今も周りを振りまわして生きているのだった。ありさが幼い頃から祖母は娘しか産まなかった母をののしってばかり。そこでありさは自分が良い子になれば祖母が怒らなくなると信じ必死に良い子になろうとするが、祖母は認めてくれなくて…。
■ママ、大丈夫?
■見捨ててごめん…
■夢を見てしまった…

祖母にののしられ苦しんでいる母親に、「大丈夫?」と声をかける幼い日のありさ。しかし、母は「あっち行って」と言い…。
でも次の瞬間、母は自分の発言を後悔し謝っては「いつかこの家を出ようね」とお酒くさい息をして、ありさを抱きしめるのでした。
そんな幼い頃の記憶を夢に見てしまうありさ。「見捨ててごめんなさい…」と声が出て、涙が止まりません。
夢だったことに気づき、心配する彼に「お父さんとお母さんが死んだときの夢を見てた」とウソをつくのですが…。
母を置いて家を出たことが、ありさの中でずっと心の足かせになっているのかもしれませんね…。
(あさのゆきこ)