■園の雰囲気は変わったけれど…その翌日から、園の雰囲気はほんの少しだけ変わった。

けれど、そこに“本音”はなかった。
私も彩乃さんと顔を合わせても、挨拶以上の言葉は交わさなくなった。
彼女もまた、私を避けるように振る舞っていた。
仲直り、なんてできるはずがなかった。
でも――これ以上、子どもたちに影響が出るのは避けたかった。
表面上の和解。
静かに距離を取りながら、同じ園で過ごしていくための“妥協”。
■胸の奥にくすぶり続けている、あの言葉「あ、拓海くん!」
娘が私の手を離し、仲の良い友達に笑顔で駆け寄る。
よかった。
大人の事情を子ども達に押し付けずに済んで…
彩乃さんも二人の様子にほっとしたような顔を浮かべていた。

ほんの少しの違いから歪み合ってしまった。
それでも私たちは、何もなかったかのように、同じ空間に立ち続けるしかない。
……でも、胸の奥には今もくすぶり続けている。
きっと、あの言葉が消えることはない。
「……ママは、ずるくて悪いの?」
娘の悲しそうな、あの一言──。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)