なめらかな食感と、うっとりするような上品な香りが魅力の洋梨。贈答品やスイーツの素材としても人気が高く、
秋の味覚として親しまれています。

そこで今回は、
洋梨の歴史やラ・フランスとの違い、食べ頃の見極め方まで、豆知識をたっぷりご紹介。
さらに、
洋梨のお手軽&贅沢レシピ5選をピックアップしました。スイーツはもちろん、生ハムやチーズと合わせたおつまみなど意外なアレンジも必見です。
■洋梨の起源と歴史
洋梨はコーカサスから小アジア一帯にかけてが起源とされる果物です。明治初期に日本へと伝わりましたが、当初は栽培の難しさと見た目の悪さから定着しませんでした。
ところが、
収穫後に追熟させることで上品な味と香りが生まれることがわかり、追熟技術の進歩とともに次第に普及。昭和後期になると一般家庭にも浸透し、現在では山形県を中心に広く栽培されています。
■洋梨とラ・フランスは別物!?
「洋梨=ラ・フランス」というイメージはありませんか? しかし、
ラ・フランスはあくまで洋梨の品種のひとつ。その名の通り原産国はフランスですが、意在は本国ではほとんど栽培されておらず、
商業的に安定して生産しているのは日本だけと言われています。果肉がとろけるように柔らかく、濃厚な甘みと香りを持つことから、「果物の女王」と呼ばれることもあります。
■食べ頃のラ・フランスの見分け方ラ・フランスは追熟しても色が変わらないため、見た目で判断するときは
「軸」に注目するのがおすすめです。軸や軸の周りの皮にシワが寄っていたら食べ頃のサイン。さらに、気品ある芳香が漂い、軽く爪を立てて触ったときに柔らかいものを選ぶとベターです。
【缶詰で簡単に】洋梨のソテーバターとシナモンが香る、こっくり濃厚デザート。洋梨の缶詰を使うので、皮むきなどの下ごしらえも必要なく、手軽に作れます。アイスクリームを添えたり、パンケーキやワッフルのトッピングにしたり、多彩なアレンジが可能です。
洋梨のソテー
【材料】(2人分)洋梨(半割:缶) 2個
グラニュー糖 大さじ 2
レモン汁 小さじ 1
バター 10g
シナモンパウダー 適量
ミントの葉 適量
【下準備】1、洋梨は食べやすい大きさのくし切りにする。
【作り方】1、フライパンにバターを溶かし、洋梨を炒める。焼き色がついてきたら、グラニュー糖、レモン汁を加え、茶色くトロミがつくまで中火で炒め焼きにする。

2、器に盛り、シナモンパウダーを振ってミントの葉を飾る。

【お酒のおともからデザートまで】洋梨レシピ4選洋梨とゴルゴンゾーラチーズの生ハム巻き

洋梨と甘口のゴルゴンゾーラチーズ「ドルチェ」を生ハムで巻くオードブル。甘味と塩味のバランスが絶妙で、ワインとの相性は抜群です。見た目もおしゃれで、おもてなしの一品としても活躍します。
洋梨とチーズの前菜

洋梨をスライスし、まろやかな風味のカマンベールチーズを添えた上品な前菜。仕上げにメープルシロップをかけることで、洋梨の自然な甘みとチーズのコクが引き立ちます。短時間で作れるため、急な来客時でも重宝する気の利いた一品です。
洋ナシと生ハムのサラダ

柔らかな梨にパリッとした水菜がアクセント。炒ったスライスアーモンドが香ばしさをプラスしてくれます。生ハムはクルクルと丸めて立てるように盛り付けると、立体感が出て豪華に。オリーブオイルがベースのドレッシングでいただきましょう。
ベルエレーヌ

ベルエレーヌは、洋梨のシロップ煮に溶かしたチョコレートをまとわせたフランス発祥のデザート。冷たいアイスクリームを添えると温冷のコントラストが際立ち、余韻の残る味わいが広がります。コーヒータイムのちょっとした贅沢としてお楽しみください。
■洋梨レシピで贅沢なひとときを栽培が難しいとされてきた洋梨が日本に根付いたのは、
技術の発展と生産者のたゆまぬ努力の賜物です。
そんな洋梨を使ったスイーツやおつまみは、
手軽に作れるのに驚くほど贅沢な味わい。今回ご紹介したレシピは、洋梨ならではの華やかな香りと、とろけるような食感を存分に楽しめるものばかりです。コーヒータイムのご褒美スイーツとしてはもちろん、晩酌のおともにもぜひ取り入れてみてくださいね。
(Lily-bono)