爽やかな辛みと香りで料理を引き立てる
「青唐辛子」。赤唐辛子よりもフレッシュで鋭い辛さが特徴で、いつもの料理にひとさじ加えるだけで、グッと刺激的に変えてくれるのが魅力の食材です。

今回は、
青唐辛子の特徴や赤唐辛子との違いや使い方、さらにピリ辛レシピ3選をご紹介します。
■青唐辛子とは?
青唐辛子とは、赤く熟す前に収穫された唐辛子のこと。未熟な状態なので色は鮮やかな緑色で、辛さは鋭く、香りも爽快です。日本では夏から秋にかけて多く出回り、薬味や漬物、炒め物など幅広く使われています。
■青唐辛子と赤唐辛子の違いは?
青唐辛子と赤唐辛子は、同じ唐辛子の実。違いは「収穫のタイミング(熟度)」です。
【青唐辛子】未熟な段階で収穫。辛みは鋭くフレッシュで、香りが立ちやすいのが特徴。薬味や和え物、軽く炒める料理に向いています。
【赤唐辛子】完熟してから収穫。青唐辛子よりマイルドな辛さで、乾燥保存にも最適です。煮込み料理やラー油、漬け込み調味料などに活用されます。
■青唐辛子の便利な使い方
刻んだ青唐辛子を調味料に加えるだけで、普段の味にフレッシュな辛さをプラスできます。
1.しょうゆに漬ける刻んだ青唐辛子をしょうゆに漬けるだけ。冷ややっこや焼き魚、チャーハンに合わせると絶品です。刻むときは手や目に触れないよう注意してください。
2.酢に漬ける青唐辛子を漬けた酢は、冷麺やちゃんぽんなどにぴったり。酸味と爽やかな辛さが食欲をそそります。
3.塩に漬ける小口切りにして塩漬けにした青唐辛子は、そうめんや豆腐の薬味に◎。炒め物の赤唐辛子代わりに使えば、よりフレッシュな辛さが楽しめます。
■青唐辛子を使ったピリ辛レシピ3選・青唐辛子みそのおにぎり

小口切りにした青唐辛子をみそをに入れ、みりんを加えて甘辛く仕上げた万能みそ。おにぎり以外にも、パリッと焼いた油揚げや厚揚げ、豚肉、鶏肉に塗って食べると美味です。
・ひき肉とニラのタイ風ライス

フレッシュバジルの代わりにニラを使うアレンジガパオライス。青唐辛子の塩漬けを加えて、辛みが効いた一皿に仕上げましょう。
・エビと春雨のエスニックサラダ

白ワインとの相性抜群! プリッとしたエビと春雨を使ったエスニックサラダは、刻んだ青唐辛子の辛さがアクセントになり、やみつきになる味わいです。ライスペーパーで包んで生春巻きにすれば、見た目も華やかでおもてなしにも喜ばれますよ。
青唐辛子は、赤唐辛子とはひと味違う爽快感のある辛みが魅力。しょうゆ漬けの調味料にするだけでなく、炒め物や麺類のアクセントとしても活躍します。旬の時期に手に入れたら、ぜひ食卓に取り入れて、ピリ辛の楽しんでくださいね。
(豊島早苗)