肉厚でジューシーな「八色しいたけ」を知っていますか?
新潟県を代表するブランドしいたけは、一口食べればその旨みと食感に驚くはずです。

この記事では、八色しいたけの魅力と、そのおいしさを最大限に引き出すレシピをご紹介します。
■八色しいたけの特徴
新潟県南魚沼市が発祥の「八色しいたけ」(やいろしいたけ)は、肉厚でずっしりとした重みが特徴です。
その大きさから
「あわび」に例えられるほどで、噛み応えのあるプリプリとした食感と、噛むほどに広がるジューシーな旨味を堪能できます。
濃厚な香りと、滑らかなベルベットのような手触りも魅力のひとつ。
厳格な品質管理と八海山の伏流水を使用したこだわりの栽培法によって生み出された、
新潟県を代表するブランドしいたけです。
■産地と栽培法八色しいたけは、新潟県南魚沼市にある地名
「八色原」(やいろがはら、やいろはら)がその名の由来です。
栽培には、富山県産のナラのウッドチップと、魚沼産コシヒカリの米ぬか、牡蠣の粉末を混ぜ合わせたオリジナルの菌床が用いられます。
おいしさの秘訣である
八海山の伏流水も使用し、温度・湿度・光量・二酸化炭素濃度が厳しく管理されたハウス内で、自然の山の環境を再現。
約7カ月間にわたる丁寧な栽培期間を経て、肉厚で質の高いしいたけが育ちます。
■八色しいたけを使って作りたいレシピ4選網焼きシイタケ

八色しいたけの持ち味を一番シンプルに楽しめる網焼き。傘の内側にジュワッとたまる水分を逃さないように、ゆっくりと火を通すのがポイントです。歯応えと香りが格別で、一口食べれば笑みがこぼれること間違いなし!
おうちで簡単! たっぷりキノコのアヒージョ

香りの強い八色しいたけで作ったアヒージョは味わい豊か。オイルにさまざまなキノコの風味が行き渡り、簡単ながら極上の一品です。オイルが余ったら、茹でたてパスタにからめると贅沢な〆の完成です。
厚揚げとシイタケの卵とじ

八色しいたけの旨みが煮汁にじっくり溶け込む、滋味深い副菜です。厚揚げと一緒にコトコト煮ると、八色しいたけの奥深いだしが出て、格別の味わいに。加熱してもプリッとした歯応えが残り、節約食材がワンランク上に格上げされますよ。
うまみじゅわーっと! しいたけ肉詰め

ボリューム満点の肉詰め。肉厚でジューシーな八色しいたけを使えば、ひとつだけでも食べ応えがあり、メインディッシュになります。蒸し焼きにすることで、水分がギュッと閉じ込められ、しょうゆベースの甘辛いタレと見事にマッチ。
■新潟の食文化を知る! 郷土料理・人気レシピ3選鯛茶漬け

新潟県の海沿いの町「柏崎」で愛される、ご当地グルメです。新鮮な鯛を特製のタレに漬け込み、温かい煎茶をかけるだけで、贅沢なお茶漬けに。薬味やわさびを添えて、味の変化を楽しむのもおすすめです。
車麩のショウガ焼き

新潟県ではお麩といえば車麩を指すほど、古くから親しまれてきた食材です。高タンパクで低カロリーなため、近年改めて注目されています。フライパンでこんがりと焼き、甘辛いしょうが焼きのタレをからめれば、まるでお肉のような満足感。冷めても固くならないので、お弁当のおかずにも最適です。
ゼンマイと厚揚げの煮物

独特の食感が特徴のゼンマイは、新潟の冬の保存食として重宝されてきた山菜。くせがなく、食べやすいです。厚揚げと一緒にコトコト煮てしっかりとだしを含ませると、どこか懐かしい、やさしい味わいに仕上がります。
■八色しいたけと新潟の食文化を食卓に!肉厚でジューシーな「八色しいたけ」は、焼くだけでその豊かな風味を存分に堪能できる、
まさにごちそうです。いつもの料理に加えるだけで、ワンランク上の仕上がりに。
また、鯛茶漬けや車麩といった新潟の郷土料理も、食卓に新しい発見とおいしさを運んでくれます。ブランド食材と郷土の味を、ぜひ毎日の食卓で楽しんでみてくださいね。
(ともみ)