※このお話は作者神谷もちさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
家族4人で木造アパートの1LDKで暮らすちはるは、プライベートもない生活だが仲の良い家族のことが大好きだ。しかし、交際半年ながら仕事が忙しいせいで1ヶ月に1回しか会えない彼氏から誘われ、同棲に踏み切ることに。いよいよ引っ越しの日、彼氏の家に自分の荷物を運び込んだちはるは、通勤時間が30分長くなることも気にならないくらい幸せを感じる。そしてふたりでそばを食べ始めると、突然両親が訪ねて来て…!?
■なぜ両親が!?

■あわてる彼氏に母は…?

■お土産ってこれ!?

ちはるの両親と彼氏のたくろうは初対面だったようで…。
あいさつをする前に同棲を始めてしまったことにたくろうは恐縮し、ちはるの両親に謝るのですが…。
「見に来ただけだから」とあいさつをしていないことを気にしていないと母親は明るく告げ、お土産をたくろうに差し出します。
娘の彼氏に持ってくるお土産。それも今日から同棲を始めるわけで、初対面ということもあり、それなりのお土産が出てくるのではと思う場面ですが…。
出てきたのは、たくろうたちの家の最寄り駅の前にあった薬局で安売りしていた「徳用せんべい」!
ちはるの家族の異様さが、少し垣間見られるのでした…。
(神谷もち)