こんにちは。料理研究家の越野美樹です。
9月とはいえ、残暑が厳しい日には、
冷たい食感のおやつが恋しいですね。暑い日には手間なしで作れる手作りおやつ「
さっぱり豆腐ティラミス 」を作ってみませんか?
子どもは毎日元気に走りまわっていますし、体温も高いので、大人よりも冷たいものを欲しがります。朝晩冷え込むこの季節、毎日アイスクリームなどの冷菓を食べていると体が芯から冷えてしまいます。
お豆腐はゆるやかに体の熱を取り去ってくれるという食材。糖質だけでなく良質な
植物性タンパク質も摂れるお豆腐は、おやつにも利用しない手はありません。
ティラミスはマスカルポーネチーズを使ったイタリアのデザート。今回ご紹介する「
さっぱり豆腐ティラミス 」は、お豆腐を使ったヘルシースイーツです。お豆腐を塩ゆでしてザルにあけ、余分な水分を切って冷蔵庫に入れておくことで豆腐の風味が濃厚になります。
また、豆腐独特の香りが苦手な方には、
レモン汁を加えてみてください。爽やかな風味になってグンと食べやすくなります。
ココアを振りかければ、小さな子にも安心の満足おやつの出来上がり! 水切り豆腐さえあれば、
5分で作れる手軽な手作りおやつです。
■さっぱり豆腐ティラミス調理時間 5分
レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹
<材料>作りやすい分量水切り豆腐 1丁(水切り後300g)
メープルシロップ 大さじ3
レモン汁 小さじ1
塩 ひとつまみ
ココア 大さじ2
<作り方>1、水切り豆腐、メープルシロップ、レモン汁、塩をブレンダーにかける。
2、器に入れ、茶こしに入れたココアをふる。
混ぜるだけでできる、手軽な「
さっぱり豆腐ティラミス」。マスカルポーネの濃厚なティラミスもいいですが、まだまだ続く残暑には、さっぱり風味のティラミスがおいしく感じますよ。
レモンと
メープルシロップの風味を加えることで、お豆腐感がなくなります。
お豆腐は
木綿豆腐を使えば濃厚に、
絹豆腐を使えばクリーミーな仕上がりに。お好みのお豆腐で作ってみてくださいね。
■「さっぱり豆腐ティラミス」のアレンジ例●アレンジ例「
さっぱり豆腐ティラミス」のココアを
ジャムや
フルーツに変えると、さらにさわやかなデザートになります。今回は
イチゴジャムと
ブルーベリーを添えてみました。フルーツの盛り合わせなどに
ヨーグルト代わりに添えても、その風味を楽しめますよ。ぶどうやなしなど、季節のフルーツと一緒に楽しんでみてくださいね。
ビスケットを砕いて下に敷くと、さらに満足感が高まります。大人はココアの代わりに
抹茶を使うと、
ほろ苦デザートが楽しめるのでは?
体を健やかに冷やしてくれるお豆腐を作った、
お手軽スイーツ。
甘さも控えめで、たっぷり食べても負担になりにくい素材だから、お子さんと一緒に安心して食べられますよ。食欲の秋、どうせ食べるなら体にやさしい手作りおやつはいかがですか?
(越野 美樹)