休みがあまりとれない企業で働いている知人男性に「ストレスがたまらない?」と聞いてみたところ、「普段からアフターでリフレッシュしているから、それほどストレスはたまらない」と本人はひょうひょうとしたもの。
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ヘッドハンティングされた経験のある彼。できる人ほど切り替えが上手なのかも、と思ったものです。
そこで今日は、オンオフを切り替えるのが上手な人たちが実践している、リフレッシュするコツをご紹介します。
■趣味の時間は夕食前に医師として忙しく働く知人女性は、仕事から帰ってきたらまず「ワインと軽いつまみ」を用意し、趣味のニット製作をしながら軽く一杯やるのが日課です。
仕事の後の細かい作業、よけい疲れない? と聞いてみたところ、「編んでいる間は他のことを何も考えないから、頭を空っぽにできる。疲れるなんてとんでもない」という返事が返ってきました。
最初のうちは没頭して、気がついたら0時を回っていることも多かったとか。
「楽しいからいいリフレッシュになるけど、次の日眠気がつらかった。だから、今は目覚まし時計をかけて、ベルが鳴ったらやめる」というルールを守っているそうです。
夕食やシャワーを全部済ませてからやってみることもあったそうですが、「頭が仕事モードからすぐ切り替えられなくてダメだった。だから、帰ってからすぐやることにしてるの」と語る彼女。
家族のために編んだものが周りで評判になり、今はネットで販売することも多いそうです。
■アフターはいろんなところに寄り道デザイン事務所で働く知人男性は、仕事後に必ず寄り道するのがマイルール。
「家に直行するとだらだら過ごしがちで、疲れが取れにくい。寄り道はいい気分転換になる」と語る彼。
ビリヤード、ラテンダンス、英語レッスンなど、ほぼ毎日が異なる行き先と聞いて驚いたところ「面白そうと思ったことにはなんでもチャレンジしてみるのがコツ」なんだとか。
始めのうちはテニスだけやっていた彼ですが、「終わると疲れて、帰宅してから何もする気がなくなる。仕事以外でストレスがたまるのは避けたかった」といいます。
多方面に張ったアンテナのおかげで得たインスピレーションや人脈を、仕事でもプライベートでも大いに活用できているそうで、「ひとつのことに打ちこんでしまうと、他が見えなくなる。常に違う刺激を受けることが、リフレッシュする近道だ」と語っていました。
頭や心の中を空っぽにすることで、抱えていたストレスや心のもやもやを解放することが、上手にリフレッシュするコツ。
何かするのも面倒くさい、という気持ちになっていたら、それはストレスが爆発するサインかもしれません。
普段から仕事だけでなく、リフレッシュすることにも手をぬかないよう心がけることがオススメです!
(金丸 標)