ヘルシーな食品として多くの人に愛されているヨーグルト。毎朝欠かさず食べている女性もいるかもしれません。
? BRAD - Fotolia.com
もちろん、朝に食べてもいいのですが、ヨーグルトの健康効果をめいっぱいいかすには、じつは「夜」食べたほうがいいって、ご存じでしょうか。
今回は、便秘外来の医師、小林弘幸ドクターが監修した本をもとに、夜にヨーグルトを食べると体にどんないいことがあるかをご紹介します。
■食べる時間にポイントが!「夜ヨーグルト」が体にいいワケヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内の環境をよくする「善玉菌」を増やし、体にとってうれしくない働きをする「悪玉菌」を減らすといわれています。腸内環境が整えば、女性のお悩み便秘の解消はもちろん、免疫力アップの一助にもなるなどいいことづくし!
そんなお助け食品であるヨーグルト、食べるタイミングは「夜」がオススメだといいます。その理由が、小林先生監修の書籍に記されていました。
腸は食物を消化、吸収しながら動いていますが、この動きを“ぜんどう(蠕動)運動”と言います。(中略)
ぜんどう運動を活発にするにはこの副交感神経を高めればいいのですが、副交感神経の働きは夕方から夜に上がっていき、午前0時過ぎにピークを迎えます。
つまり、腸の活動が最も盛んになるこの“腸のゴールデンタイム”に合わせて腸内環境の改善に効果的なヨーグルトを摂取し、ゆっくり睡眠を取れば、腸の活動がさらに盛んになり、「いい!」というわけです。
出典:『夜ヨーグルトダイエット』小林弘幸(監修)・牧野直子(レシピ)P8より
これまで、なんとなく朝のイメージがあったヨーグルトですが、腸のことを考えると夜のほうがいいようです。
■夜の小腹対策にもぴったり夜食べるヨーグルトの適量は、プレーンのものを200g。スーパーなどで見かける大きいサイズのヨーグルトは400〜500g程度なので、約半分食べることになります。
食後のデザートとして食べるには少し多いと感じるなら、サラダのドレッシングをヨーグルトベースにするなど、夕食にもヨーグルトを取りいれられると◎。
ちなみに、ヨーグルトにはこんなうれしい効果もあるそう!
夜に小腹が空いたときでも、ヨーグルトなら食べて大丈夫! むしろ、その習慣が腸内環境を整えたり、ダイエットにつながったりする可能性まであるのです。
ただし、寝る直前の飲食は体にとって負担になることも。できれば就寝の3時間前までを目安に食べるとベターです。
おいしくヘルシーな夜のヨーグルト習慣、今夜からはじめてみてはいかがでしょう。
(コミヤ カホル)