日本コカ・コーラ、38年ぶりに新コーヒーブランドを展開
2013-04-19 16:47 eltha
同社のコーヒーといえば1975年に誕生して以来、さまざまな商品を展開し缶コーヒー市場のトップブランド『ジョージア』や、イタリアのエスプレッソブランドライン『イリー イッシモ』があるが、新ブランドはカフェや自宅でレギュラーコーヒーを愛飲している消費者がターゲット。同社によると、缶コーヒーユーザーは3300万人だが、レギュラーコーヒーユーザーは5700万人。約2倍の市場となっているという。
そんな背景を受けて企画された新ブランドは「コーヒーとミルクのシンプルな美味しさ」を追求。レギュラーコーヒーユーザーの約20%が“ミルクは入れるが砂糖は入れない”という飲み方をしていることから新ブランドは甘くなく、素材本来の風味を楽しめるように開発された。
5月13日に発売される商品は、4種のコーヒー豆をブレンドして味わい深い風味を引出つつ、牛乳を22%加えた「味わいラテ」と、しっかりとしたコクと苦味が特長のグアテマラ豆をベースに、ハワイコナをブレンド。さらに牛乳を11%加えた「ほろにがブレンド」の2商品。パッケージも女性の目を引きそうな、手作り感のある素朴なデザインに仕上げている。
これまで缶コーヒーといえば男性的なイメージが強かったが、同社はこの新ブランドにより「女性を含むレギュラーコーヒーユーザーの嗜好を捉えた製品を新たに導入することで、これまでのRTDコーヒー市場をさらに拡大し、新たな飲用者層の獲得ができると見込んでいます」としている。