「冷」の定番が「温」でデビュー! 今年のホット飲料、トレンドは?
2014-09-21 11:10 eltha
JTが22日に発売するのが、1996年に登場し歌手・華原朋美がCM内で放ったフレーズ「♪ひゅーひゅー」が流行語にもなった『桃の天然水』シリーズ初のホット飲料。「桃のやさしい香りを引き立てた甘さ控えめの味わいに仕上げた」(同社)ほか、1本あたり桃1個分に相当する食物繊維を配合。健康、美容が気になる大人層にも訴求する。
キリンビバレッジは10月7日より、『キリン 世界のKitchen から あったか〜い ソルティライチ』を展開。タイのデザート「ローイゲーオ」を手本に、凍結ライチと沖縄海塩、隠し味のハーブを入れて純水で仕上げた「ソルティライチ」は2011年7月発売。発売直後から爽やかな飲み口のほか、程よい塩分が熱中症対策になると話題を呼び、ヒット商品となった。
夏のヒットドリンクを“ホットデビュー”させるいきさつについて、キリンビバレッジは「『ソルティライチ』は主に水分補給という面でも夏のイメージが強い商品でした。ですが、冬は乾燥するので水分補給は大切だと考え、今回ホットを発売いたしました」と説明。つぶしたライチに沖縄海塩をまぶして甘さとコクを引き出しているほか、冬に人気の国産しょうがとレモンを加え、甘酸っぱい味わいに仕上げているという。
人気ブランドの“ホット専用”はソフトドリンクだけではない。1907年に「赤玉ポートワイン」の名で発売され、100年以上経った今でも愛され続けているサントリー『赤玉スイートワイン』からも、ホット専用商品『akadamaホットワイン』の赤と白が登場。ホットワインは以前から楽しまれていた飲み方だったが、同商品はホット専用として特別なブレンドを施している点が特長。マグカップなどに注いで電子レンジで温めるだけで、気軽にホットワインが楽しめるという簡便さもポイントになっている。
“身体を温める”ことが健康はもちろん、美容面にも良いことは周知の事実。また、寒い日に飲むホットドリンクは、束の間の癒しを与えてくれる存在でもある。お馴染みのブランドがこの秋冬、冷えた身体と疲れた心を癒す“冬の新定番”になるか、注目だ。