“幻の結婚式”のオリジナル漫画も 『ベルばら』オスカルの花嫁姿、初公開
2014-12-22 00:00 eltha
同作は、漫画家・池田理代子氏が1972年4月〜73年12月に『週刊マーガレット』(集英社)で連載したのち、テレビアニメや映画、宝塚歌劇の舞台にもなった少女漫画史上に残る大ヒット作。フランス革命を題材にした、ドラマチックなストーリーや容姿端麗な登場人物たちの存在はとても魅力的で、連載終了後も長きに渡りファンを増やし続けてきた。
今年は8月に40年ぶりとなる新刊が発売されたのを皮切りに、さまざまな形で“ベルばら旋風”が吹き荒れた。今秋開催された展覧会『わたしのマーガレット展』では、作品の1シーンを再現したオスカルとアンドレの等身大フィギュアが展示され、多くのファンが来場。モード系ファッション誌『SPUR 10月号(コンパクト版)』(同)の表紙では、男装の麗人であるオスカルが約40年ぶりに女性の姿を披露するなどし、話題を呼んだ。
今回は『ゼクシィ』とのコラボ企画として、オスカルとアンドレが別冊付録『愛と波乱の結婚準備ダンドリBOOK』に登場。作中では、フェルゼンへの恋心で1度だけドレスを着たオスカルだが、ウエディングドレス姿が描かれるのは初めて。花嫁姿のオスカルを、アンドレが後ろから抱きしめるなど、2人の愛に満ちたシーンが描かれている。
作中では決してありえなかった展開に、作者の池田氏は、「私自身も妄想するのにエネルギーを使い果たしました」。ウエディングシーンを描きながら「居てもたってもいられないほど気恥ずかしくなってしまった」そうで、「『ベルばら』ファンの方には驚愕の出来事だと思います」と自信を見せる。
そのほか、『ゼクシィ』2月号は、プロポーズしたい相手の名前とメッセージを書き込みそのまま渡すことができるスペシャル仕様の表紙や、引っ張っても水に濡れても「破れないピンクの婚姻届」を同封したりと、盛りだくさんの内容になっている。