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「お前はお前でいい」 女優・尾野真千子、大成の裏に恩師の言葉

ORICON STYLE elthaのインタビューに応じる尾野真千子(撮影:鈴木一なり) (C)oricon ME inc.

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ORICON STYLE elthaのインタビューに応じる尾野真千子(撮影:鈴木一なり) (C)oricon ME inc.
 心温まるヒューマンドラマから社会派、ユーモアたっぷりのコメディまで、さまざまなジャンルの作品で存在感を発揮する女優の尾野真千子(34)さん。最新作『エヴェレスト 神々の山嶺』(3月12日公開)では日本映画史上初となる過酷なエベレストロケに2つ返事で挑み、登山に命をかける男たちに翻弄されるヒロインを好演している。凛とした強さと美しさを合わせ持ち、女優としてまた女性としてますます輝きを増していく尾野さん。このほどORICON STYLE elthaのインタビューに応じ、そのバイタリティーの秘密について語ってくれた。

 中学3年生の時に映画監督・河瀬直美氏に見出され、1997年公開の映画『萌の朱雀』で女優デビューした尾野さん。初主演を飾った同作は、カンヌ国際映画祭カメラドール賞(新人監督賞)を受賞し話題を呼んだ。その後、さまざまなドラマや映画に出演するものの長く下積み時代が続いていく。が、めげることなく着々とキャリアを積み、河瀬監督と再びタッグを組んだ主演作『殯の森』(07年)でカンヌ国際映画祭グランプリに。29歳の時に念願だったNHK朝ドラのヒロインの座を射止め、以降は日本を代表する名女優としてスター街道を突き進んでいる。

 芯のある演技に定評のある彼女だが、そんな女優・尾野真千子を作り上げた“原点”について尋ねると、「今まで出会ってきた人たちみんなの影響だと思うんですが、なかでも今は亡くなってしまった所属事務所の社長の言葉が大きかったと思います。まだこの仕事でご飯が食べていけなかった頃、私は自分に自信がなくて、何をどう頑張ったらいいのか分からなくなってしまって。誰かの意見を聞くと、すぐそうなのかな?と思って流されていたんですが、あるとき社長が『お前はお前でいいんだ』と言ってくれたんです。それで自分を信じることができるようになったし、自信もついてきて、芝居に“自分自身”を出せるようになった気がします」と恩師への感謝を明かす。

 16歳で女優としてデビューし、今年で19年目。女優として成功を収めている今も挫折を感じることはあるが、「私は意外とそういうことを楽しめるというか、スランプもスランプだと思っていないところがあって(笑)。それがあるから役者もやっていけるし、すべてが芝居に活かされるので、どこか楽しんでいる感覚があるんですよね。仕事をする上でぶつかった壁は、全力で頑張って乗り越えてこられたと思っていますし、これからも楽しんで乗り越えていこうと思っています」。女優として重宝されるその理由は、何事にも全力で挑み伸び代を増やし続ける、その前向きな姿勢に隠されていそうだ。

 そんな彼女が魅力を感じる女性像は、“カッコイイ”人。年齢や立場は関係なく、自分にないものを持っていたり夢を持ち頑張っていたりする人はみんな魅力的で、演じる時のヒントになることもあるんだとか。自身がカッコイイ女性になるために心がけていることを聞くと、「輝いている人たちと出会うこと、見ることですね」と尾野さん。「キラキラした前向きな人たちに会うと自分もこんな風に輝きたいって思うし、役者として何か吸収したいと思うんです」。

 ヒロインを務めた最新作では、10日間かけてエベレストに上り撮影を敢行。「不安や迷いよりも楽しみの方が大きかった」と好奇心旺盛に標高約5200m級での過酷なロケに挑み、そこでもまた多くの収穫を得てきた尾野さん。積極的に出会ったり、見たり、感じたりしようとするその前向きさが、女性としてはもちろん女優としても、彼女をさらなる山の頂きへと導いている。

【Brilliant Woman】尾野真千子、バイタリティーの秘密フォトギャラリー


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