『ベストマザー賞』受賞の大島美幸、失敗談語りつつ「笑う時間を作る仕事をしていきたい」

　育児をしながら各分野で活躍する女性を表彰する『第11回ベストマザー賞2018』（主催・日本マザーズ協会）の授賞式が10日、都内で行われ、芸能部門をお笑いトリオ・森三中の大島美幸（38）、音楽部門を元モーニング娘。でタレントの安倍なつみ（36）が受賞した。

　そのほか、文化部門は食育インストラクターの和田明日香氏（31）、スポーツ部門は元テニスプレーヤーの杉山愛氏（42）、経済部門はキッズライン社長の経沢香保子氏（45）が選出された。

■以下、受賞者の主なコメント。

・大島美幸（長男2歳）

　本当にありがとうございます。おこがましい限りです…。デキの悪いママでして、きょうも息子の保育園に15分遅刻するという…。私も寝坊してしまって（ご飯が）焼きおにぎり1つとゆでたブロッコリー。「あっ、みそ汁を忘れた」とか、そんな慌ただしい毎日を送っています。いつも旦那やお母さんにサポートしていただいている。その方にも「ありがとうございます」は伝えようと思っている。

　この賞は「もっと子育て頑張れよ」「もう1品（おかずを）多くしろ」「もっと楽しく笑い合って子育てしなさい」と感じられる。なので明日からは、もう1品。明日は卵焼きとみそ汁を増やしていきたい。私はお笑い芸人という仕事をしている。たくさんのママと言わず、パパや子育てを頑張っているみなさんが、ちょっとでもお子様と笑っていただける時間を作る仕事をしていきたいなと思う。

・安倍なつみ（長男1歳、第2子妊娠中）

　このようなステキな賞をいただける日が来るなんて本当に思ってもいなかったので大変、驚きました。本当にうれしいです。ありがとうございます。子育てをする日々の中で多くのことを学ばせてもらっているなと思う。子どもは本当にかわいくて成長もうれしい。希望です。この先、息子にとってベストなマザーであり続けられるように日々、頑張っていけたらなと思っています。

・杉山愛氏（長男2歳）

　『ベストマザー賞』というステキな賞をいただけて、心からうれしく思っています。2歳になる息子がいてこの賞がいただけたので、息子にも感謝したい。1人では、ここに立てなかった。特に常に支えてくれている主人と母に心から感謝の意を述べたい。私はママさんたちからエールをもらっているなと思います。この賞をスペシャルに感じるのは、ほかのママさんたちからの投票で選ばれたからです。何よりも誇りで、彼女たちにも勇気や元気を与えられるような発信をこれからもできたらうれしいなと思います。

　育児というのは子を育てると書きますが、私は一緒に育つと捉えている。私の母が常に言っていたんですけど、そういう風に考えると肩の力を抜いて自分なりのベストを選びながらやっていっていいんだなという風に思う。これからもたくさんの人に支えられながらマザーをやっていけたらなって思いますので、どうぞよろしくお願いします。

・和田明日香氏（長女7歳、長男5歳、次女3歳）

　ここに立っている今でも、なんで私かなと不思議な気持ちです。でも、私をここに立たせてくれている、あの人やあの人とかいろんな人の顔が思い浮かびます。みんなの賞なんだなと。“ベストサポートされたマザー賞”だとしたら納得がいくな、という感じです。人生って1回きりですけど、子ども3人分と自分と4人分の人生を楽しませてもらっている気がしている。子育てって、なんてラッキーなんだろうなって思う毎日です。

・経沢香保子氏（長男12歳、長女9歳）

　今、日本のお母さんは育児との両立で、すごくつらい思いをしていると思う。私の母は専業主婦で教育熱心だった。「これからは女性も働く時代になるよ」と言って育ててくれたことが今の私を作っている。子どもたちに、個性を生かして自分の好きな道を生きてもらうサポートしかできない。世の中のお母さんが誰しも罪悪感を持たずに、自分らしい生き方を追求できる社会にしたいと思うので、日本にベビーシッターの文化を広めることに尽力したい。私が受賞したことで育児の選択肢が広がるきっかけに少しでもなれば。母親だけの育児から、みんながする育児という社会に変わっていくように、これからも頑張っていきたい。日本中のお母さんがベストマザーだと思っています。きょうは、ありがとうございました。

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2018-05-10