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「ヒアルロン酸注射」の代わりに「ニードルパッチ」? 皮膚科医が気になる“おうち美容医療”を徹底解説

登壇した日比野佐和子先生

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登壇した日比野佐和子先生
 日本化粧医療学会は2日、東京ステーションカンファレンスにて「第1回学術総会」を開催。その中で「ここまで来た、“おうち美容医療”。正しく効果を出すために、皮膚科医がすべきこととは?」と題したセミナーが行われた。

■“おうち美容医療“についてきちんと説明していくのがクリニックの役目

  “おうち美容医療”の需要が高まり、各社から皮膚科医療レベルに近しい技術を搭載した、自宅ケア用の美容機器や化粧水・美容液などが多数販売されている。だが本当に実際にクリニックで施術されているような効果を期待できるのだろうか。Y'sサイエンスクリニック広尾統括院長で、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授および医学博士の日比野佐和子さんが解説する。

 皮膚科での美容施術は保険が適用されない場合も多く、市販のスキンケア製品のみによるケアと比較するとコストは膨らむ。美容目的での施術を多数行う日比野さんによると、「クリニックに頻繁に通うのはコストが気になるが、その分、自宅で使用するドクターズコスメで補いたいという方が多い」という。

 日比野さんが、実際に美容皮膚科で効果を実感した施術の代表例としてあげたのが「ピーリング」「レーザー治療」「イオン導入」「ヒアルロン酸注射」の4種だ。

 「ピーリング」は、定期的(目安は2週間に1度)に行うことで古い角質を剥がし、加齢とともにスピードが遅くなってしまうターンオーバーを早める効果が期待できる。自宅で行うにあたり、もっとも広くオススメできるのがグリコール酸を使用したピーリング。グリコール酸は一般的にシワ、過度の色素沈着、ニキビ肌に有効だといわれている。だが、これについて日比野さんは、「グリコール酸の使用に際して、濃度が10%以上の高濃度のものは、自己判断ではさせないようにキチンと説明していくのがクリニックの重要な役目になってくる」と説いた。

 「レーザー治療」は、できてしまったシミやそばかすなどに光を照射し、強いエネルギーでメラニン色素を破壊することで色素の排出・分解を促進させる方法だ。しかし、施術をした後も、日焼けや摩擦などの刺激を与えられるとまたメラニン色素ができてしまうので、日々のケアを怠る人にはオススメできないという。加えて「自宅で行えるレーザー治療も出て来ましたが、高頻度でやってしまった場合、やけどの恐れもあるので、推奨しない」と警鐘を鳴らす。

■「ヒアルロン酸注射」の代わりとして注目が集まる「ニードルパッチ」

 皮膚科医療において、美容成分をより皮膚の深部まで浸透させ、効果を発揮させるために皮膚表面と内部の電極の違いに着目した技術が「イオン導入」や「エレクトロポレーション(電子穿孔法:でんしでんこうほう)」といった施術。

 イオンを導入することで、肌荒れ、シミ・そばかすを防ぐ、毛穴の開きを改善、皮脂を抑制し、今あるシミを段階的に薄くするなどの効果が期待できるが、一方でイオン導入に関しては正しい“荷電”の知識がないと効果を得難いといわれている。美容皮膚科の施術においても、美容成分が50%程度しか真皮まで浸潤しない場合もあるとのこと。

 “皮膚の深部まで浸透”と聞いて浮かぶのが「ヒアルロン酸注射」だが、やはり注射というだけあって抵抗感も持つことだろう。だが、それに似た効果を得たいときに、より手軽に美容成分を浸透させることができる「ニードルパッチ」という方法があるという。

 目元やほうれい線に効率的に潤いを与え、ふっくらさせる効果を目的とするのが「ヒアルロン酸注射」だとすると、「ニードルパッチ」は針状に固めた美容成分を肌に直接刺すことで、より深い部分に効率的に美容成分を届ける効果が(パッチを貼り付けると真皮の上層に達するが、神経には達しないため痛みを感じない仕様になっている)。また、目元などピンポイントで気になる箇所に「ニードルアイパッチ」を貼るというケアも。皮膚科医もその効果を認め、推奨する商材が次々と販売されているという。

 手軽さと継続の観点から見ると、2020年益々注目を集めそうな“おうち美容医療”。可能であればまずは皮膚科を受診し、皮膚科医のアドバイスに従って取り入れることがオススメだ。さらに自己流で行う場合も、製品の使用法や注意点、肌のメカニズムを理解した上で実践を。セミナーの最後に日比野さんは「まずは保湿をしっかりとすること。そして、美しい肌を保つためには、紫外線対策をすることが大切。しっかりとケアすることで、美しい肌を保つことを目指していける」と、基本ケアの重要さを改めて述べ締めた。



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