みかんの「白い筋」が苦手…簡単に取り除くには? 管理栄養士が伝授する目からウロコの裏技
2023-11-09 16:05 eltha
みかんの白い筋は「アルベド」と呼ばれる繊維成分で、果肉に栄養や水分を供給したり、外部からの物理的なダメージから守ったりする役割を担っているそう。
「アルベドにはペクチンや食物繊維、ビタミンCやフラボノイドといった抗酸化成分が含まれているので、摂取することで健康効果が期待できます。できれば、そのまま召し上がっていただくことをお勧めしますが、食感や味の観点から苦手な人もいますので、そういった場合は無理せず、次の方法を試してください」
たいや内科クリニックの管理栄養士、林安津美さんが伝授するテクニックは4つ。いずれも目からウロコのものばかり!
テク1)お湯につける
「熱湯にみかんを皮ごと浸します。煮立たせる必要はないので、ボールなどに熱湯をいれ、皮ごとみかんをつけます。約1〜5分つけたらとりだします。取り出すときにやけどをしないように注意してください。みかんが冷めたら皮をむきます。驚くほどきれいにむけますよ」
テク2)皮ごと揉む
「みかんの皮をむかず、そのままの状態でもみます。力をいれず軽くもみもみしてみてください。そうすると、果実と皮がはがれて、間に隙間ができるので筋をとりやすくなります。力がはいると実をつぶしてしまうのでご注意ください」
テク3)ヘタ側からむく
「みかんの白い筋はヘタから下に向かって全体に伸びています。なので、ヘタ側から下に向かって皮をむくと白い筋を簡単にはがすことができます。上部に比べると下の部分ははがれにくいという特徴があります」
テク4)水にさらしながら剥く
「果肉を水にさらして、アルベドを指でやさしく取り除く方法もあります。水の流れの中で果肉を洗うと、アルベドが取り除きやすくなります」
どの方法を選択するかは、みかんの種類や好み、手間をかけたくないかどうかなど、様々な要因によって異なりますが、上記の方法で「白い筋」を取り除くことができるそう。ぜひ一度お試しを。
記事監修/林安津美さん
管理栄養士。大学卒業後、JAあいち厚生連に入職。37年間、病院の管理栄養士として勤務、その間豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を生かし、現在はたいや内科クリニックで患者に寄り添った医療を届けている。