「子猫の体重がどんどん減る…」おっさん、母猫も獣医も諦めるなか奮闘、復活させた姿に賞賛「パパの愛」
2023-11-21 08:30 eltha
■ペタンコだったお腹が大きくなり胎動も「これは間違いない…」と大慌て
「よもぎ」は、ヨモギが混生していた場所で出会ったことにちなみ、名付けられた。ツンデレの先住猫たちより寛容で甘えん坊、出会った頃はお腹もペタンコだったというが、保護して1週間ほどでよもぎの体に異変が…。「よく食べているからなぁ」と思っていたが、お腹が少しずつ大きくなり、飼い主さんが撫でていると胎動のようなものを感じたそうだ。
「『これは間違いなく妊娠しているな…』と思い、産床を急遽作りました。設置すると、よもぎも即入り安心しているように見えました」
飼い主さんのお世話もあり、よもぎは無事5匹の猫を出産する。「うど」「くるみ」「ねぎ」「もぎ」「みつば」とそれぞれ名づけ、育児に奮闘している。1匹の猫を保護しただけなのに、急に5匹も仔猫が生まれ、さぞ大変だろうと思ったが、「仔猫たちの食事、体重測定はむしろ楽しく感じてます」と話す。
食事の風景や体重測定など、細かくインスタでも投稿されているのが印象的だ。
「ガツガツ食べ、母乳を飲んでる姿は尊いですね。体重測定は何分初めてのことなので、体調の変化にすぐ気づけると思い行なってました」
■猫風邪で母乳が飲めず、日に日に体重が減っていく仔猫を看病
よもぎとの出会い、妊娠・出産、仔猫たちとの生活…と怒涛の毎日を過ごしている飼い主さん。これまでを振り返り印象的なエピソードを聞いてみると、最初に生まれた「うど」のことを話してくれた。
「産まれた後は順調に母乳を飲み、すくすく育ってました。しかし10日ほど経って体重が214g位になったころに猫風邪を患い、母乳を飲まなくなり、1日10g以上と体重がみるみる減っていきました。その間病院に連れて行き、投薬・点滴と処置しましたが、生後2週間ほどの仔猫ということもあり、お医者さんは『仕方のないことになるかもしれない』と…」
その後も、慣れない手つきでシリンジを使い、薬やブドウ糖を飲ませようとするものの、なかなかうまくいかない。そんな中、よもぎは本能なのか4回にわたり、うどを離れた場所に放置する。
1週間ほど経ち、体重が130gほどになった時、シリンジでも勢いよくブドウ糖を飲むように。翌日体重を計ってみると、減少は止まりプラス3g。飼い主さんはその時のことを「とても重い3gでした」としみじみと語る。
「その後、哺乳瓶でもミルクを飲むようになり、うどはどんどん回復していきました。ちなみに、うどを放置したよもぎの元にうどを返すと『ごめんね』と言ってるかのように声出しながら毛づくろいしてました」
今ではすっかり元気になり、いつも最後までご飯を食べる姿もとらえられているうど。「パパさんの愛で大きく育てていただきありがとうございます」「無事に大きくなって良かった」と、フォロワーたちもうどの成長を日々見守っている。
よもぎや仔猫たちが過ごすスペースには、飼い主さん手作りのおもちゃなどもたくさんあり、愛情の深さが伺える。これからも、すくすくと成長する仔猫たちとやんちゃ具合に奮闘する飼い主さんの姿が見られるのが楽しみだ。