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鈴木京香との共演で注目される美貌のピアニスト・蔵島由貴

2010-06-02 14:00 eltha

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 蒼井優鈴木京香竹内結子田中麗奈仲間由紀恵広末涼子と、国民的な人気女優たちの共演で話題を集める映画『Flowers -フラワーズ-』(小泉徳宏監督、6月12日公開)。同作で鈴木演じる奏(かな)にまつわるエピソードに登場する、美人ピアニストに注目が集まっている。彼女の名は、蔵島由貴。もちろん今回が映画初出演だ。

 蔵島は7歳よりピアノを始め、東京藝術大学付属音楽高等学校在学中に、日本モーツァルト音楽コンクールピアノ部門第3位入賞した逸材。その後も多くの国際コンクールで上位入賞する活躍を続けている。イタリアのイモラ国際ピアノ音楽院に留学経験があり、イタリア語も堪能だ。

 彼女の出番は、コンサートホールでオーケストラとコンチェルトを演奏している印象的なシーン。演奏曲目は自身でアルバムも発売している『ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番』で、「短いシーンですが、12時間じっくりのレコーディング&撮影でした。熱意とこだわりいっぱいの楽しい現場で、あっという間のひとときでした。コンサートでの演奏シーンでしたので、特に演じるということはなく、いつもどおりという感じで、あまり緊張はしませんでした」と振り返る。

 同作で鈴木にもピアノを演奏するシーンがあり、密かにピアノの練習をしていたが、その練習に使ったテキストが偶然にも蔵島が監修したDVDブック『1日30分30日でベートーヴェンが弾ける!』だった。蔵島は鈴木と共演したシーンの撮影終了後にそのことを知り、「とても嬉しかったです。とても素敵な方でした。鈴木さんはピアノを弾くのは初めてで、この映画のために練習を始めたそうです」と話した。

 演奏した『ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番』は、古くは映画『逢びき』や『七年目の浮気』で使用され、近年でもフィギュアスケート演技やドラマでも使用されているクラシックの人気曲。本来は3つの楽章からなる約30分の大作。映画の中では第1楽章の一部分が採用されている。

 蔵島は「この曲は通して聴くと一つの人生をたどるような、一本筋の通った作品です。1楽章は暗い情熱に満ちていて、困難に立ち向かうイメージですが2楽章になると、空が朝に向かって白み始めるように希望の光が見え始め、3楽章は困難に打ち勝った誇りに満ちた輝かしい曲。全楽章通してみると、どんな困難も克服できると思える、力が湧いてくるような傑作です」と同曲への思い入れを語っている。

 試写を見て3回くらい泣いたという蔵島は、同作について「様々な女性の人生が描かれていますが、家族の愛情に支えられながら、困難を克服していく主人公たちの心の変化が見どころだと思います」とアピール。今後も「ピアノを演奏するシーンには、機会があればぜひ出演させていただきたいと思います」と意欲を見せていた。

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 蔵島由貴

映画『Flowers -フラワーズ-』に出演する蔵島由貴(左)と鈴木京香 (C)2010『FLOWERS』製作委員会 

映画『Flowers -フラワーズ-』に出演する蔵島由貴(左)と鈴木京香 (C)2010『FLOWERS』製作委員会 

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