就寝中「一晩中エアコンをつける」人は44.0%、起床時に約半数が喉や口の渇きを実感
夏の熱帯夜、エアコンをつけっぱなしにして寝ることで、朝起きたときに喉がカラカラになっている……そんな経験はありませんか?
一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、夏に就寝時エアコンを使用している全国の20〜60代男女200名を対象に「夏の睡眠中の乾燥といびきに関する実態調査」を実施しました。「いびきが悪化するのは空気が乾燥する冬」というイメージが強い中、
実は夏の冷房環境下でも深刻な乾燥が起きており、それがいびきを悪化させる要因になっている実態と、生活者の認識のギャップが明らかになりました。寝苦しい夏を乗り切るためのヒントや、意外と知られていない夏のいびき対策の重要性が示唆されています。
いびきの原因の一つに、鼻や喉の粘膜の「乾燥」が挙げられます。空気が乾燥すると鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸になることで気道が狭まりやすくなるためです。当協会ではこれまで、冬の乾燥がいびきに与える影響について継続的に調査・啓発を行ってきました。しかし近年は猛暑の影響により、熱中症対策として「一晩中エアコンを使用する」ことが一般的になっています。冷房は室内の水分を奪うため、夏場であっても冬と同等、あるいはそれ以上の乾燥リスクが潜んでいます。「夏特有のいびきの悪化」についての実態と、家庭での対策状況を浮き彫りにするため、本調査を実施しました。
- 夏、就寝時にエアコンを
「一晩中つけっぱなしにする」人は44.0%- エアコン使用後の起床時、
約半数が「喉の渇き・イガイガ」「口の中がカラカラ」を実感- 冷房による乾燥がいびきを悪化させる可能性について、
70.0%が「知らなかった」と回答- 夏の睡眠中の乾燥対策は「冷房の風が直接当たらないようにする」と「特に何もしていない」が同率トップ(27.0%)
Q1:夏、就寝時のエアコンをどのように使っていますか?

- 一晩中つけっぱなしにする:44.0%
- タイマーで途中で切れるようにする:29.5%
- 寝る前だけ部屋を冷やして消す:14.0%
- 暑くて目が覚めたらつける:7.0%
- 使わない:5.5%
→
猛暑の影響もあり、4割以上の人がエアコンを朝までつけっぱなしにして寝ていることがわかりました。タイマーを使用する人を含めると、大多数が睡眠中に冷房を稼働させており、長時間のエアコン使用が夏の睡眠環境のスタンダードになっていると言えます。
Q2:エアコンをつけて寝た翌朝、起きたときに感じたことのある症状を教えてください

- 喉の渇き・イガイガ:25.3%
- 口の中がカラカラに乾いている:23.7%
- 疲れが取れていない:10.6%
- 鼻の乾燥・鼻づまり:10.3%
- 特に症状はない:10.3%
- その他:19.8%
→ 最も多かったのは「喉の渇き・イガイガ」や「口の中がカラカラに乾いている」といった
乾燥に関する症状でした。エアコン稼働中の寝室では、自覚がないまま鼻や喉から水分が奪われており、これが口呼吸を誘発していびきの原因を作り出している可能性が示唆されます。
Q3:夏と冬を比べて、自分のいびきは異なりますか?

- いびきをかいているかわからない:45.5%
- 季節による差は感じない:37.0%
- 季節によって変わるが、どちらとは言えない:10.5%
- 夏のほうがひどい:4.5%
- 冬のほうがひどい:2.5%
→ 自身でいびきを自覚しにくい層が多いものの、
「夏のほうがひどい」と答えた人が「冬のほうがひどい」を上回る結果となりました。「いびき=冬に悪化するもの」という一般的なイメージとは裏腹に、夏の環境がいびきに与える影響の大きさがうかがえます。
Q4:夏の睡眠中の乾燥対策として、していることはありますか?

- 冷房の風が直接当たらないようにする:27.0%
- 特に何もしていない:27.0%
- 設定温度・湿度を調整する:20.8%
- 枕元に水を置く:6.9%
- 加湿器を使う:5.8%
- その他:12.5%
→ 「風向きの調整」や「設定温度・湿度の調整」といった
エアコンの設定面での工夫が上位に挙がりました。一方で
「特に何もしていない」という層も27.0%と多く、夏の睡眠中の乾燥に対する危機感や積極的な対策(加湿器の使用など)への意識はまだ低い傾向にあります。
Q5:冷房による乾燥がいびきを悪化させる可能性があることを知っていましたか?

- 知らなかった:70.0%
- なんとなく聞いたことがある:28.0%
- よく知っている:2.0%
→
7割の人が「冷房による乾燥といびき悪化の関連性を知らなかった」と回答しました。夏は湿度が高いという思い込みから、寝室の乾燥に対する警戒が薄れがちですが、この認識のギャップこそが夏のいびきを放置・悪化させてしまう要因であると考えられます。
今回の調査では、熱帯夜を乗り切るためのエアコンの長時間使用が定着している一方で、それに伴う
「睡眠中の深刻な乾燥」といびき悪化のリスクが広く知られていない実態が浮き彫りになりました。起床時の喉や口の渇きを多くの人が実感しているにもかかわらず、積極的な乾燥対策を行っていない層が依然として多く存在します。「いびきがひどくなるのは冬だけ」という固定観念を覆し、夏場の冷房環境下においても、適切な加湿や風向きの調整といったケアが、良質な睡眠といびき改善のために不可欠であると言えます。

「夏は湿度が高いから乾燥しない」と思い込みがちですが、エアコンを稼働させた寝室の空気は思いのほか乾燥しています。特に近年は熱中症対策として一晩中のエアコン使用が推奨されていますが、その裏で鼻や喉の粘膜が乾き、口呼吸を誘発していびきを悪化させているケースが散見されます。冷房の風を直接当てないことはもちろん、
就寝前にコップ一杯の水を飲む、枕元に濡れタオルを干すといった手軽な対策を取り入れるだけでも、いびきの軽減や睡眠の質向上につながります。季節を問わず、「乾燥から気道を守る」という視点でご自身の睡眠環境を見直すきっかけにしていただければ幸いです。
- 調査主体:
一般社団法人 いびき無呼吸改善協会- 調査期間:2026年8月5日〜2026年8月6日
- 調査対象:夏に就寝時エアコンを使用している全国の20〜60代男女
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 有効回答数:200名
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