【インタビュー】北川景子 悩みは顔に出さない「笑顔が美しい人でありたい」
2018-04-07 eltha
昨年は映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』『探偵はBARにいる3』のヒロイン役、スペシャルドラマ「帰ってきた家売るオンナ」での主演など様々な役柄で輝きを放った北川景子さん。現在放送中の大河ドラマ『西郷(せご)どん』では、13代将軍・徳川家定の妻、篤姫を演じています。初出演となる大河ドラマに挑戦した現在の心境や、多忙な生活の中で美しさを保つ秘訣などをうかがいました。
篤姫役のためプライベートで「ゆかりの地」鹿児島へ
今年1月よりスタートした鈴木亮平さん主演の大河ドラマ『西郷どん』。北川さんが演じる篤姫は、西郷に大きな影響を与えた人物・島津斉彬(渡辺謙さん)の養女で、徳川家定(又吉直樹さん)の正室となる女性。2008年に宮崎あおいさん主演で大河ドラマ化され、動乱の幕末から明治期を生き抜いた女性として知られていますが――。
「今回は西郷隆盛を主人公とした物語なので、その中で篤姫は西郷と関わった人物のひとりとして描かれています。林真理子先生と中園ミホ先生の描く篤姫は、前半はとても男勝りでハツラツとしていて、良い意味で普通の女の子。後半に向けて少しずつお姫様らしくなっていく姿に注目して頂けたらと思います」
「今回は西郷隆盛を主人公とした物語なので、その中で篤姫は西郷と関わった人物のひとりとして描かれています。林真理子先生と中園ミホ先生の描く篤姫は、前半はとても男勝りでハツラツとしていて、良い意味で普通の女の子。後半に向けて少しずつお姫様らしくなっていく姿に注目して頂けたらと思います」
「クランクインの前に二泊三日で鹿児島の篤姫ゆかりの地巡りをしたんです。その時に感じたのは、篤姫はとても芯があって精神的に強い女性だということ。篤姫は20代で結婚して2年で家定さんが亡くなりますが、そのあと地元である薩摩に帰らずに最後まで自分のお家は徳川なんだと腹をくくり一生を大奥に捧げていますよね。それは簡単に真似できるようなことではないと、そんな風に改めて彼女の芯の強さを実感させられる旅でした」
夫・又吉さんは「アカデミックな方で家定とどこか似ている」
篤姫の夫となる将軍・家定を又吉さんが演じると最初に聞いた瞬間“凄くいいコンビネーションになる予感がした”と話す北川さん。注目してほしいのは、短い結婚生活ながらも、二人の間に確かにあった“愛”の部分だそう!
「二人で一緒にお花を見たり、家定さんが柿の絵を描いてる隣で篤姫がその様子をにこやかに見ているなど家定さんと篤姫のシーンはほのぼのとしたシーンが多いので、視聴者の方々の息抜きのようなものになるのではないかなと。家定は周りから“ぼんやりしている”と言われることもありますけど、実は心が優しくて絵の才能のある素敵な方。そして演じている又吉さんもお笑いもできればファッションセンスもあって、絵画にも詳しく小説も書かれているアカデミックな方なので家定とどこか似通っている部分があると感じています。政(まつりごと)がからんだ政略結婚ではありますけど、篤姫と家定さんの間にはちゃんと愛が通っていたことがわかる脚本になっているので、二人のシーンに是非注目してご覧頂けたら嬉しいです」
「二人で一緒にお花を見たり、家定さんが柿の絵を描いてる隣で篤姫がその様子をにこやかに見ているなど家定さんと篤姫のシーンはほのぼのとしたシーンが多いので、視聴者の方々の息抜きのようなものになるのではないかなと。家定は周りから“ぼんやりしている”と言われることもありますけど、実は心が優しくて絵の才能のある素敵な方。そして演じている又吉さんもお笑いもできればファッションセンスもあって、絵画にも詳しく小説も書かれているアカデミックな方なので家定とどこか似通っている部分があると感じています。政(まつりごと)がからんだ政略結婚ではありますけど、篤姫と家定さんの間にはちゃんと愛が通っていたことがわかる脚本になっているので、二人のシーンに是非注目してご覧頂けたら嬉しいです」
初の大河ドラマはリハーサル初日から“全て自分の責任”だった
初挑戦となる大河ドラマ。幅広い世代に愛される大河ドラマというプレッシャーから、篤姫初登場の第5回放送が終わるまで緊張が切れなかった、という驚きの告白も。
「大河ドラマはいつか出演してみたいと思っていたのですが、今回ご縁あって出演させて頂くことになりました。凄く嬉しかったのと同時に私らしい篤姫をどう演じたらいいのだろうかと悩みましたし、大河ドラマに対してどこか“敷居が高い”イメージを持っていたので、多くの視聴者の方に満足して頂けるお芝居をしなければと気合いが入りました。クランクイン前は緊張と不安の日々を過ごし、篤姫初登場の第5回の完成を見たときはもっとこうすれば良かったと反省するところもあり、結局第5回の放送が終わるまで緊張が切れることはありませんでした。翌日にプロデューサーさんから“とても評判良かったよ”と言って頂いてようやく“一年頑張れそうだ”と思えたんです(笑)」
“月曜日にリハーサル、火曜から金曜日に撮影”という大河ドラマの撮影方法やスケジュールについてうかがうと――。
「月曜日に火〜金までの一週間分の台詞を覚えなければいけないんです。更に薩摩ことばもあるので台詞覚えは毎回必死で…(笑)。大河ドラマのリハーサルは役者さんが各自作り上げたものを披露する場なので、その場で監督さんから指示を受けることもないんです。所作も時代劇の言い回しも当然わかった上で行かなければいけないですし、もちろんそれはできて当たり前の話ということになります。リハーサル初日から“全て自分の責任なんだな”ということを思い知らされました(笑)。一年間しっかりとやり遂げたいと思います」
「大河ドラマはいつか出演してみたいと思っていたのですが、今回ご縁あって出演させて頂くことになりました。凄く嬉しかったのと同時に私らしい篤姫をどう演じたらいいのだろうかと悩みましたし、大河ドラマに対してどこか“敷居が高い”イメージを持っていたので、多くの視聴者の方に満足して頂けるお芝居をしなければと気合いが入りました。クランクイン前は緊張と不安の日々を過ごし、篤姫初登場の第5回の完成を見たときはもっとこうすれば良かったと反省するところもあり、結局第5回の放送が終わるまで緊張が切れることはありませんでした。翌日にプロデューサーさんから“とても評判良かったよ”と言って頂いてようやく“一年頑張れそうだ”と思えたんです(笑)」
“月曜日にリハーサル、火曜から金曜日に撮影”という大河ドラマの撮影方法やスケジュールについてうかがうと――。
「月曜日に火〜金までの一週間分の台詞を覚えなければいけないんです。更に薩摩ことばもあるので台詞覚えは毎回必死で…(笑)。大河ドラマのリハーサルは役者さんが各自作り上げたものを披露する場なので、その場で監督さんから指示を受けることもないんです。所作も時代劇の言い回しも当然わかった上で行かなければいけないですし、もちろんそれはできて当たり前の話ということになります。リハーサル初日から“全て自分の責任なんだな”ということを思い知らされました(笑)。一年間しっかりとやり遂げたいと思います」