「雨の日は寝るに限る」ブサカワ寝顔が話題　じっと見つめる“困り顔”がお迎えの決め手

　モフモフの愛らしい困り顔と、ムチムチのフォルムに癒される寅次郎は、エキゾチックショートヘアの男の子。「雨の月曜日は寝るに限るにゃ」と梅雨入り後にインスタグラムにアップされた1枚の写真に、「一緒に寝たい」「癒される」といいねが殺到した。飼い主の@torachanthecatさんお手製のアイテムも着こなす寅ちゃんの日常とは？

――インスタグラムのフォロワーは13万人超え、雑誌でも活躍中の寅ちゃん。古風なお名前の由来は？

「まず見た目が“トラの赤ちゃん”のようにだったので、すぐに“トラちゃん”と呼ぶようになっていました。そして以前数ヶ月間ですが葛飾に住んでいたこともあり、『男はつらいよ』のみんなに愛されるキャラクター“寅さん”から『寅次郎』と名付けました」

――ご家族として迎えることになったきっかけを教えてください。

「ブログで見かけた猫が可愛くて毎日見ているうちに、自分達も猫を飼ってみようかということになり、ある日ペットショップに見に行ったんです。はじめはペルシャの女の子がいいかなと思っていたのですが、大きなケージの中で丸顔の困った顔をしてこちらを見ている猫がいて……。どうしてもその困り顔を放っておけなくて、連れて帰ることに決めました」

――寅ちゃんのチャームポイントはどこでしょう？

「モフモフの丸くて大きなお顔と、丸くてムチムチのお手てです。表情も豊かで、おじいちゃんみたいな顔の時と赤ちゃんみたいにあどけない顔のギャップがすごいです」

――飼い主さんだけが知る、珍行動はありますか？

「“トラバウアー”と勝手に呼んでいるのですが、お父ちゃん(旦那)が帰って来たときに、スリスリゴロンとした後にそのまま仰向けで持ち上げてもらって背中をイナバウアーのように反って背筋を伸ばしてもらうのが好きです」

――帽子やマフラーなどをかわいく着こなす姿が印象的です。飼い主さんのお手製ということですが、着せる時は嫌がったりしませんか？

「最初は被り物が大の苦手で、嫌がって被せるのがとっても難しかったんです。でも、自分で編んだりしてサイズを大きめに作ってみたら、それほど嫌がらなくなりました。既製品でもハンドメイドでも、サイズ感は少し大きめにすることが嫌がらないコツだと思っています」

――なるほど、サイズ感がポイントなんですね。着せ方や、写真撮影で心がけていることなどはありますか？

「寅次郎は、寝起きのちょっと寝ぼけているうちにサッと着せたりしています。写真を撮るコツとしては、何か着ている時はとにかく短時間で撮影することですね。あとは、「おやつ」と言うと一瞬で目がキラリとしてじっとしてくれるので、その一瞬を逃さずシャッターを切ることにしています」

――（笑）。寅ちゃんの好きなおやつは？

「フリーズドライのささみや、ちゅ〜る（猫用の液状おやつ）などが大好きです」

――ほかに、寅ちゃんが好きなことがあれば教えてください。

「褒められることが好きで、『かわいいね』『かしこいね』『かっこいいね』と言われると、得意げな顔をします。あとは、ベランダが好きでよくバードウォッチングをしています」

――飼い主さんにとって、寅ちゃんの様子をアップしているSNSはどんな存在ですか？

「最初に始めたときは、成長記録として日記のように日々の様子をアップしていました。そのうちに、見ていただいている方々から“癒される”という声をいただくようになり、毎日の日課としておもしろい姿だったりかわいい姿だったり、見た人が思わず笑顔になるような写真や動画をアップしようと思うようになりました」

――記事を書く際、意識していることはありますか？

「インスタグラムのストーリーでは、手編みメインのつけ襟など、「寅コレ」の新作インフォメーションをしたり、ちょっとした小ネタや情報提供などフォロワーさんとの交流の場にしています」

――今後、寅ちゃんと一緒に実現させたい夢はありますか？

「いつかテレビCMに出てみたいですね。もしくは『GQ』などのファッション誌の表紙を、得意のキメ顔で飾ることです（笑）」

写真集『ねこの寅次郎』が6月27日に発売
おしゃれな寅次郎の12ヶ月、本書でしか見ることのできない未公開ショットも収録。飼い主さんオリジナルのニットアイテム「寅コレ」の作品レシピも公開しています。
出版社：ジーウォーク
価格：1296円