――Twitterに投稿されたものの中に、「どうしたらいいの?子どもとのコミュニケーション」というテーマで描かれた漫画がありますね。この漫画を投稿された理由を教えてください。ちちゃこ自分の子どもとなかなか意思疎通が取れず、“見えない障害”に悩んでいましたが、この漫画に描いた「視覚支援」の方法を療育の先生や主治医の先生から教わり、劇的に子どもと意思疎通が取れるようになったんです。でも、この方法についての関連書籍があまりなかったので、わかりやすく伝えられるように、色々な方々に協力をしていただきながら漫画に描いてみました。とにかく、まずは私の家族に読んでもらいたい一心で描きましたね。
――Twitterにはとてもたくさんの反響が寄せられていましたが、これに対してはどう感じていますか?ちちゃこたくさんの反応をいただき、すごく驚きました。同じように悩んでいるお父さんやお母さんに、この漫画が少しでもお子さんと通じ合える手がかりになったなら、とても嬉しいです。
――SNSで漫画を発信したことで、ちちゃこさん自身が気づいたことや考え方の変化などはあったりしましたか?ちちゃこ「視覚支援」は福祉業界では有効な手段として浸透していますが、一般的にはあまり知られていないんだなと感じました。私が今回描いたコミュニケーションの方法は、発達障害と診断されたお子さんに対する視覚支援のほんの一部でしかありません。障害を越えて、たくさんの方が福祉の世界で行われている方法を知っていくと、もっと豊かにつながっていけるのではないのかなと思います。
――漫画を発信することで、どのようなことを伝えていきたいですか?ちちゃこ正直なところ、私は漫画を描くよりも子どもとの時間が大事なので、使命感をもって漫画を描き続けることはできません。ただ、合間などに、これからも学んでいく中で発見したことや、これは「障害」として根深いと思ったこと、そして「障害」がなくなった瞬間を描いていきたいです。