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発達障害・知的障害の“ぽんちゃん”が教えてくれた“普通”の幸せとは

 発達障害・知的障害の“ぽんちゃん”との日常を描いた『うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる』(扶桑社)。他の子と我が子の違いに気づいてからの葛藤、悩みを乗り越え、次々と起こる予想外のできごとに奮闘する様子がつづられたコミック&エッセイだ。20代前半で結婚、長男長女を出産するも離婚し、シングルマザーとして力強く生きる著者の吉田可奈さんに、エッセイへ込めた思いやパワーの源を聞いた。

同じ悩みを持つママたちへ 自身の経験がヒントや息抜きになるよう発信

――『うちの子、へん?』は『女子SPA!』での連載をまとめたものになっていますが、最初に書き始めたきっかけを教えていただけますか?

【吉田可奈】発達障害、知的障害の子供が一定数いる中、グレーゾーンの子もたくさんいます。その子たちのママが、自分の子を見て、周りと違うと気づいたときの不安は、計り知れないものだと思います。私もその経験をしたからこそ、その経験をつづり、少しでも参考にしてもらえたらと思い、連載を始めました。

――ご家族構成は?

【吉田可奈】大黒柱であるママの私、中1の娘・みいちゃんと、特別支援学校の4年生となるぽんちゃん、大きめの雑種の猫・ででまるです。
――ぽんちゃんの性格は?

【吉田可奈】とにかく元気で人懐っこくて、本当にかわいいです。言葉はありませんが、ジェスチャーで思いきり愛を伝えてくれます。地域の人たちからも愛されていて、「ぽんちゃん!」と声をかけてもらうことも多いですね。いつもニコニコしているので、ほぼ泣くことはありません。

――ぽんちゃんの明るさは漫画の中からも伝わってきます。今ぽんちゃんが夢中になっていることはありますか?

【吉田可奈】ぽんちゃんはずっと、車と電車が大好きです。最近になってやっと本にも興味を持ち出し、電車図鑑などをじっと見てくれるようになりました。電車は目の前にあると大興奮! 車掌さんのジェスチャーをして遊んでいます。一番前の車両で運転席を観るのが大好きで、駅員さんにいつも乗車記念カードをもらって喜んでいます。
――お姉さんとのやり取りも微笑ましいです。みいちゃんはどんなお子さんでしょうか?

【吉田可奈】みいちゃんは、すごくしっかりしています。冷静で、「B型!」という感じですが、おちゃらけた一面もあり、ノリもいいです。まさに“冷静と情熱のあいだ”という感じでしょうか。ぽんちゃんの世話を本当によく見てくれています。

――頼もしいですね。吉田さんにとって、みいちゃんはどんな存在ですか?

【吉田可奈】頼りになるところもあり、友だちのような存在です。中学生となった今は、一緒にコイバナをしたり、洋服を買いに行ったりして、同じ女子として毎日を楽しんでいます。

――ぽんちゃんにとってのみいちゃんは、どんなお姉さんですか?

【吉田可奈】最愛のお姉ちゃんですね。毎日「みーちゃん!」と呼んで探していますし、みいちゃんが修学旅行でいないときは「みーちゃーーーん!!」と叫んで、みいちゃんのベッドで泣いていました。遊んでくれるみいちゃんは、とっても大事な存在です。

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PROFILE/吉田可奈
80年生まれ。CDショップのバイヤーを経て、出版社に入社、その後独立しフリーライターに。音楽雑誌やファッション雑誌などなどで執筆を手がける。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。長男に発達障害、そして知的障害があることがわかる。著書『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる』
Twitter(@knysd1980

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