保護猫だった先代に続きお迎えした2匹 施設で最初に目が合った運命の出会い
――チャコもすず香も保護猫ということですが、ご家族に迎えたきっかけは?
【@wakaponsan】先代の猫を19歳で見送って、その高齢猫用のフードがたくさん余ってしまったため、寄付する保護猫施設をネットで探していた時に、アニマルエイドさんを見つけました。まだ新しい猫を迎える気持ちはなく、フードだけ届けるつもりだったのですが、施設に着いて最初に、出窓から外を見ているチャコと目が合いました。
――なんだか運命的な出会いですね。
【@wakaponsan】チャコは生後約1ヵ月で3匹の兄弟と一緒に捨てられていたところを保護されましたが、真菌や猫風邪のためなかなか里親が決まらず、すでに半年が経っていたそうです。アニマルエイドさんの保護猫カフェでいろいろな猫と遊びましたが、他の猫達がおもちゃで元気に遊んでいるのを、ちょっと離れて遊びたそうに待っているチャコの健気な姿に、この猫を家に迎えたいと思い決めました。
――その後、すず香が仲間入りしたのでしょうか?
【@wakaponsan】そうですね。チャコを迎えて1ヵ月が経ち、そろそろ2匹目の猫を迎えたいとアニマルエイドさんのblogを見ていたところ、すず香の記事が掲載されました。夜逃げマンションで10匹の仲間と置き去りにされて、ベランダに追い出され、12月の寒い季節に1週間飲まず食わずで生き延びたそうです。すず香の弱弱しく寂しそうな写真を見て、迎えようとすぐに決めました。
――今では幸せそうに毎日過ごしている2匹ですが、生活に慣れるまで時間がかかったのでしょうか。
【@wakaponsan】チャコはとても臆病で、家に来てからもベッドの下に潜り込んで、なかなか出て来ず心配しました。でも、ちゅ〜るを与えたところ、少しずつベッドの下からでてきて、夢中になって食べ、その後は安心したのか、用意してあった猫ハウスに入って寛いでくれました。1週間もすると、いつも家族の隣にべったりとくっついて片時も離れない甘えん坊になりました。
――すず香はいかがでしたか?
【@wakaponsan】とても怯えていたことと、チャコとの相性を心配して1週間はゲージに入れて様子を見ました。1週間後にゲージを開けて様子を見たところ、すず香は外には出るものの、人間不信のためか、人が近づくと逃げていました。しかしチャコとはすぐ仲良くなり、3日後には一緒にくっついて寝るようになりました。
――チャコの存在が大きかったんですね。
【@wakaponsan】そうだと思います。それをきっかけに、すず香も徐々に人馴れしていきました。ただ、チャコは人よりもすず香にべったりとくっつくようになり、人に甘えて来なくなったのはちょっと寂しかったです。
コロナ禍で猫を迎える人も増加中「保護猫でも元気で魅力的な猫がたくさんいる」
――里親募集の投稿も積極的にされていますが、チャコたんとすず香を迎えて、保護猫たちへの気持ちに変化などありましたか?
【@wakaponsan】先代猫も保護猫だったのですが、チャコとすず香を迎えたことで、保護猫でもこれだけ元気で魅力的な猫がたくさんいることを再認識しました。そしてたくさんの保護猫施設ががんばって活動していることも知り、自分もいろいろと援助できればと思っています。
――2匹と一緒にいて、一番幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?
【@wakaponsan】やはり2匹で幸せそうに寝ている姿を見ることです。またチャコのもふもふなお腹の匂いはお日様の匂いがして、かぐと幸せな気持ちになります。
――最後に、チャコたんとすず香と一緒に実現させたいはありますか。
【@wakaponsan】SNSでチャコとすず香を見てもらい、保護猫でもこんなに元気で魅力的なんだと思ってもらえたらうれしいです。コロナ禍で在宅が増え、猫を家に迎えたいと思う人が増えているようですが、ショップだけではなく、保護猫施設から保護猫を迎えるという選択肢があることをできるだけ多くの人に知ってもらいたいですね。