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「僕おかんから産まれましたけど?」安心しきった寝顔の犬に… 飼い主さん「産んだような気がする」

2020-10-31 eltha

飼い主さんの腕に包まれ、優しい顔で眠る雑種犬のなーくん(画像提供:@yc_gg2tasuku)

飼い主さんの腕に包まれ、優しい顔で眠る雑種犬のなーくん(画像提供:@yc_gg2tasuku)

 「『僕おかんから産まれましたけど?』って顔で寝るけど、おかんも産んだような気がするわ」という文言とともに、安心しきった顔で眠る犬の写真がTwitterに投稿され反響を呼んでいる。写真の犬は雑種犬のなーくん(推定4ヵ月)で、山で産まれた野犬の仔犬だったが保護団体に保護をされていて、譲渡会で譲り受けたという。現在はたっくんとなーくんという2匹の雑種犬を飼っている飼い主さんに、2匹に対する思いを聞いた。

「私も産みました!」という声が殺到 大切に育てられる保護犬2匹

――笑顔で寝ているワンちゃんを見たとき、どんな気持ちになりましたか?

【飼い主さん】「うちの子になってくれてありがとう!」という気持ちです。安心しきっている姿を見ると、「この子たちのためならなんでもするぞ!」という思いが強くなります。

――話題になっている「僕おかんから産まれましたけど?」のツイートには、「間違いなく産みましたね」「守りたいこの寝顔」「すっかり安心してかわいい」などとたくさんの反響が寄せられました。そのことについてはどのように感じていますか?

【飼い主さん】「私も産みました!」というリプをたくさんいただいて、やっぱり飼い主さんはみんな同じ気持ちになるのだなぁと嬉しく思いました。どのワンコたちも我が子のように大切に育てられているのだなぁと思うと、温かい気持ちになります。

――たっくんとなーくんは2匹とも雑種犬だそうですね。犬猫の保護ボランティア団体「アニマルフォスターペアレンツ」からお迎えしたそうですが、2匹はもともと保護犬だったのですか?

【飼い主さん】2匹とも、愛知の山で産まれた野犬の仔犬でした。先代犬が亡くなり、精神的に参っていたところ、夫が見かねて譲渡会へ連れて行ってくれました。そこで出会ったのが、たっくんです。

――なーくんは?

【飼い主さん】もともと「たっくんの去勢手術が終わったらもう1匹…」と思っていたのですが、アニフォスさんのブログで、たっくんにそっくりの仔犬たちが保護されていることを知り、いてもたってもいられなくなり、譲渡会に参加してなーくんを迎えることになりました。

先代犬にしてあげられなかった”もどかしい思い”、 2匹にすべてを託したい

――たっくんとなーくんは、どのような関係性ですか?

【飼い主さん】兄弟のような、親子のような、ライバルのような…。たっくんは身体は大きくてもまだ生後10ヶ月なので、おもちゃを取り合ってよくケンカもしています。ただ、たっくんはとても優しい性格の子なので、面倒見もすごくいいです。本気で噛むようなこともありません。なーくんを抱っこし、毛繕いしながら寝ていることもあります。

――2匹を見ていて、かわいいなと思うところは?

【飼い主さん】すべてがかわいいです!飼い主の膝を取り合っているところ、一緒に寝ているところ、お手やお座り、待てが2匹同時なところ、全てが癒しですね。

――では、逆にちょっとこれは困ったと感じるところは?

【飼い主さん】困ったことは、家の破壊が倍になったことです(笑)。なにもかもをかじられてボロボロですが、2人でコソコソいたずらしているところもかわいいです。

――保護犬ということで、たっくんとなーくんはつらい思いもたくさんしてきたのではないかなと思います。そんな2匹と一緒に、今後はどんなことを実現していきたいですか?

【飼い主さん】もともと先代犬が、15年近くの飼育放棄を経て我が家にやってきた子だったので、もしあの子を初めから育てられていたらしてあげたかったことを、全てこの子達にしてあげたいです。コロナで中止になった旅行やキャンプにも連れて行きたいし、近郊のドッグランをすべて制覇したいとも思っています。

――それはとても素敵な思いですね。

【飼い主さん】最終的には、毎日の歯磨きなどのグルーミングや適切な医療を欠かさず、質の良いフードと毎日の運動も大切にして、ストレスの少ない生活をさせて、一日でも長く健康に生きてもらいたいです。
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