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「自宅で不倫するクズ男のどこがいいの?」土下座する2人を完全否定する妻の逆襲

2021-08-19 eltha

 WEBコミックやSNSで人気のさまざまな不倫の実態を描くマンガ。そのなかでも多くの女性読者の支持を得ているのが、裏切られた妻の逆襲エピソードだ。土下座して離婚を懇願する不倫相手へ怒りを爆発させる妻を主人公にするあさがおさん、夫が娘の幼稚園の先生と不倫した妻の屈辱の倍返しを描くはやしだちひろさん。話題の2作の作者が妻の逆襲劇を描く真意を見ていく。

子どもの写真が飾られた自宅で…、開き直る不倫女にサレ妻が突き付けた言葉

 不倫現場を妻に押さえられ、全裸で土下座する夫と愛人。そんな修羅場からはじまる不倫マンガをInstagramで発信するあさがおさん。不倫した側、された側それぞれの視点を交えながら、淡々と離婚の準備を進める妻がそれと同時に不倫相手の女性にとんでもない条件を突きつける逆襲劇を描いている。

 あさがおさんが不倫マンガを描きはじめたきっかけは、男性芸能人の不倫を報じる情報番組で、それを擁護する男性ゲストの発言に違和感を覚えたこと。「不倫された側と同じ女性として、とことん全力で否定したくなりました。何も悪いことしてない不倫された側が一方的に傷つけられることは、決してあってはなりません。そこで、そんな理不尽さに真っ向から立ち向かい、屈強な精神や愛で乗り越えることができる、強くてかっこいい女性像を描きたくなったんです」と憤りを隠せない。

 リアルな描写も話題の同作だが、そのネタもとは、あさがおさんの身近な友人の実体験のほか、不倫経験者へ積み重ねた取材。前を向いて突き進むカッコいい当事者の女性たちに触れていくうちに、不倫した相手に対して完全に吹っ切れる強い主人公が生まれた。

 そんな妻は、開き直った不倫相手から「あなたたちは1年前からもう終わっている。いい加減、彼と私を開放して下さい」と離婚を迫られると、「こんなクズ男のどこがいいの?」と一蹴。そしてさらに「必死過ぎて、もはやギャグ」「そこまでして欲しいの? この人のこと」と冷ややかな反撃がはじまる。

 その描写についてあさがおさんは「主人公の奥さんが反撃すればするほど、ありがたくもDMやコメントでいろんなご意見を多くいただきました」と、逆襲エピソードが多くの女性から共感を得たことを喜ぶ。さらに、不倫作品のなかでも復讐劇に人気が集まる背景を「私を含め多くの人が、日頃から人間関係などでうっぷんを溜めているんだな…と。それを晴らしたいと思いながらも、何とか心の内に秘めて懸命に生きているということです」と分析する。

 連載中の物語はその後、不倫する2人の過去が明かされていき…。学生時代の2人の関係にも注目が集まっている。

あさがおさん「不倫漫画」フォトギャラリー

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保育園の先生が夫を横取り…、“理想の夫婦”に隠された闇

 夫が娘の幼稚園の先生と不倫するサスペンス漫画『ダウト 私が夫を愛するほど夫は私を愛してない』の作者・はやしだちひろさんが描くのは、誰もがうらやむ“理想の夫婦”に隠された闇。信頼していた人から裏切られ、「この屈辱は一生忘れない…」という思いを抱く妻の爽快な逆襲劇になる。

 はやしだちひろさんが同作を描きはじめたきっかけは、“ゲス不倫”などの言葉が飛び交うなど世間で不倫が大きな話題を集めていたときに、「人の不幸を覗き見たい」という社会の風潮が高まっている時代性を感じたこと。そんなある意味下世話なニーズに応えるとともに、その根底に潜在的に潜む人間の欲望にフォーカスしようとする。

 フィクションとなる同作だが、やはりネタもとは身近な実話。「男性の不倫はよく話題になりますが、既婚女性の不倫もけっこう多い。私のまわりでもたくさんいます。そういう話を聞くことも多くて、イメージが湧きやすかった」。さらにそこから「こういうことされたら嫌だ、こういう人がこういうことをしたらすごく怖い」という“嫌悪”と“恐怖”をテーマにしたドロドロ不倫劇を作り上げていった。

 そんな同作が人気を得た理由は、リアリティのある身近な設定において、不倫された妻の壮絶な逆襲劇があることだ。清廉潔白なイメージがある幼稚園の先生が豹変していき、子どもも絡む事態に追い込まれるが、そこからが物語の真骨頂。信頼していた人からの裏切りを怒りに変えた妻の反撃が続き、読者をスカッとさせる。

「エンタテインメント作品ですから、読者の方全員に不快感を与えないというのは不可能。ただ、ストーリーの途中ではそうなるかもしれませんが、最後には絶対にもやもやさせません。スッキリ爽快感を得てもらいたい」と逆襲劇が生み出すカタルシスに自信をのぞかせる。

「読後スッキリ!!」と反響、「屈辱は一生忘れない…」不倫サレ妻、執念の逆襲エピソード

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