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「主婦が大学生と不倫…」離婚する? しない? 本気の恋の選択に明暗

2021-07-30 eltha

 SNSで多くの不倫エピソードが話題を集めるなど、浮気や不倫が誰にとっても身近な出来事になっている現代。結婚相手の不倫の発覚後、「離婚しない」選択をした夫婦のその後を追ってみると、その浮気が本気だったのか、そうではなかったのかによって、明暗が分かれているようだ。ここでは、アルバイト先の大学生に本気で恋をしてしまった主婦と、夫が不倫したにもかかわらず「本気じゃなかった」という理由で許すことを決めた主婦。2つの物語の結末について紹介する。

条件で選ぶより、心から好きになった人を選ぶほうが幸せ?

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 夫がいるにもかかわらず、アルバイト先の年下男性に恋をしてしまった専業主婦の恋心をリアルに描いた『夫がいても誰かを好きになっていいですか?』(KADOKAWA刊)が、ロングセールスを続けている。

 本作に登場する主婦は、自分に対して無関心な夫から家政婦のように扱われながらも、“養ってもらっている”という負い目から、不満を口にできない。そしてアルバイトを始めて、勤務先に現れた“運命の人”と思える男性に心が傾いていき、自分自身の行為を合理化していく。

 著者のただっちさんは、漫画で描かれる“した側”の妻の気持ちを次のように説明する。

「世の中で不倫をしている当事者の大半は、不倫は悪いことだと認識しているし、公になったときには信用を失い、社会的立場も失ってしまうほどのリスクがあることも理解しているはず。にもかかわらず、不倫をする人が絶えずいるというのは、もしかしたら人間にとって、ひとりを愛し続けることよりも、いろいろな人に好意を抱くことのほうが自然だからなのかもしれません」

 そして、結婚していながら実際に不倫をする人としない人の違いを、「夫婦との信頼関係にある」と断言する。

「結婚するときに、“100%この人しかいない”と思う人は、意外と少ないだろうと思います。人生は何が起こるかわかりませんから、結婚後にタイミング悪く、運命の人だとしか思えないような、強烈に惹かれる相手に出会うことだってあるはずです。ただ、そんなことが起こっても、夫婦として培ってきたものが大きければ、ブレーキを踏むことができるはずだと思うんです」

 物語では、罪悪感を抱きつつも本気の不倫に走ってしまう妻。そして衝撃のラストシーンに込めた想いについて語るただっちさんの言葉からは、複雑な心境と苦い思いがにじみ出ている。

「もちろん、別に好きな人ができたから離婚する、という選択もありだと思います。人生1回きりですから、嫌な気持ちで一緒にいるのはもったいない。ただし、経済的に自立しにくい女性や、子どもがいる場合、なかなか踏み切ることができないというのが現状ですよね。本作の主人公は、結婚相手を条件で選んでしまいましたが、やはり心から好きになった人を選ぶほうが幸せなんじゃないかと思いますね」

離婚しない選択に「夫婦の絆がさらに深まり、自身も成長した」

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 夫の浮気を知ってしまった主婦が、正々堂々と“完全勝利”をつかむまでのプロセスを1冊にまとめた『平凡な主婦 浮気に完全勝利する』(ワニブックス刊)の著者・SOMANさん。彼女は、“された側”のつらい実体験を綴りながらも、本気ではなかった夫の浮気を許し、「離婚しない」選択をした。

 SOMANさんの夫は広告会社に勤める元職場の同僚で、優しくて真面目な男性。幸せな日々を送っていると思っていたが、結婚からわずか2年で夫の不倫が発覚。一番信用していた人間に裏切られた絶望感のどん底から這い上がり、「絶対に負けない」と戦いを決意する。

「浮気の決着のつけ方は夫婦によってさまざまです。私としては、夫が浮気相手を本気で好きになったのなら、すぐに離婚しようと思っていました。だけど、(浮気が)そこまで深い気持ちではなく、夫からの全力の謝罪があったので、今回は許すことにしました」

 寛大な対処をする一方、一度裏切られた相手に対してドライに徹する冷静さも持ち合わせている。言葉だけではなく、書面として残し、“次”が起きた場合の罰まで明確にして再出発を切っているのだ。

「誓約書と『今後浮気をした場合』の公正証書を書いてもらいました。きちんとペナルティを課すことで、あとからネチネチ言わないことも夫婦生活を続けるためには大事だと思います」

 世の中の浮気や不倫で苦しむ女性たちへ「自分の人生は自分で選択すること。どんな答えを出すにしても、それが正解になるように前向きに自分の人生を作ってほしい」とアドバイスするSOMANさん。本気ではなかった夫の不倫騒動を経て、現在は夫婦の絆もさらに深まり、自身も成長したことで「夫の浮気があってよかった」とさえ振り返っている。

 決して離婚することが正解ではないはず。夫婦の数だけそれぞれの関係がある。外野の意見に惑わされないで、自分の意見や考えをしっかり持つことが重要なのだろう。

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