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【意識調査】美容整形、女性の約4割が「したいと思ったことがある」施術を考えたパーツは“目”が55.0%

2022-04-13 eltha

 SNSでは美容アカウントや美容整形アカウントが溢れ、美に関するさまざまな情報が飛び交う昨今。つい数日前には、モテクリエイターとして活動する“ゆうこす”こと菅本裕子が、自身の整形をTwitterで公表して話題を呼んだ。ORICON NEWSでも整形をした女性に対して、整形によって起こった自身が抱えるコンプレックスや考え方への変化について連載取材を行っている。整形を発信する人が増えたことによって、美容整形へのハードルは下がったように感じるが、実際のところはどうなのか。意識調査を実施した。

容姿への不満が整形願望に 若年層からは「YouTubeで体験談を見て抵抗感なくなった」との声も

 まず、「美容整形をしたいと思ったことがある、もしくはしたことがあるか?」との問いに対して、1000名の回答者全体の28.0%が「ある」と回答。性別で見ると、女性回答者のうち、40.8%、男性回答者は13.9%が「ある」と答えた。年代別で見ると20代の約4割が「ある」と回答する結果になった。
 次に、「美容整形をしたいと思ったことがある」と答えた280名に対して、具体的に施術を考えたパーツを聞いて、最も多かったのは、「目」で55.0%、次いで「肌」が33.2%、「鼻」が27.9%と続く。
 女性による「したいと思ったことがある」理由としては、「コンプレックスがあるから」や「綺麗になりたいから」といった意見が散見。「まぶたがとても重く、目が小さく見えるので、パッチリさせたい」(20代女性・愛知県)、「肌が汚いから肌を綺麗にしたいと思ったことはある」(30代女性・埼玉県)、「顔が丸いのが気になるから」(20代女性・愛知県)など、現状の自身の容姿に不満を感じている声もあげられていた。

 ほかには、「同じ年齢や年上のきれいな方を見た時。自分の老いを感じた時。パートナーにきになっているところを指摘された時」(30代女性・東京都)、「家族にバカにされて」(50代女性・兵庫県)、「いじめ」(40代女性・東京都)などの他者からの指摘で気になり始めたという意見も。「学生時代、浜崎あゆみの目に憧れていたから」(30代女性・秋田県)といった著名人の顔への憧れから整形を考える傾向も見られた。

 なかでも興味深かったのは、「美容整形を公言しているYouTuberを見て、整形は恥ずべきものという認識が変わったため」(20代女性・神奈川県)、「自分に自信がない。ほかの人と比べるともっとこうだったら…と思うことがある。YouTubeなどで体験談を聞けるようになり、抵抗も少なくなった。」(30代女性・東京都)などの意見だ。

 昨今のSNSでの整形アカウントの発信によって、身近に体験者がいなくても、体験者の発信を目にすることで整形へのハードルが下がり、かつての美容整形に対する特別視がなくなってきている。コンプレックスは抱え込むものではなく、“克服できるものならすべきもの”という考え方に変化してきたといえるだろう。

男性の美容整形への動機を占めるのは「モテたい」

 一方、男性で美容整形をしたいことがあると思った人で多かったのが「モテたい」。具体的にどのパーツを変えたいということよりも、「イケメンになりたい」(20代男性・長野県/40代男性・神奈川県)、「綺麗な顔になりたい」(20代・50代男性/東京都)「見た目をよくしたい」(60代男性・大阪府)など、抽象的な声が上げられていた。

 ほかには、「年齢的にたるんできたから」(40代男性・岐阜県)「見た目が老けてきたので」(50代男性・岡山県)「ほくろを取りたい」(60代男性・大阪府)「シワをなんとかしたい」(40代男性・和歌山県)など、加齢によってアンチエイジングを考える意見も。

 この結果を見ると、女性はコンプレックス解消によって理想の顔へ近づきたいという願望があるのに対して、男性は他者からよく見られたい、モテたいという欲求から整形を考える意見が見られた。

「同じ顔の子どもが生まれたらその呪縛から逃れるのは無理」 理性的かつ重い意見も

 では、「整形したい」と思ったことはあるものの、なぜ実際には踏み切らないのか。実際に美容整形をすることになった際に不安なことを聞いてみると、「金額」が75.4%、「安全性や衛生面」が68.6%、「失敗への恐怖」が67.9%という結果に。

 ほかには、「バレること」(20代女性・京都府)、「メンタル。どこまでいっても満足しなくなったら病気」(50代女性・東京都)、「依存症にならないか」(20代女性・茨城県/50代女性・東京都)、「歳をとってからどうなるか」(40代女性・愛媛県)など、理性的な声もあげられていた。

 さらに、「数十年後にあちこち老化した時、整形したパーツが露骨にわかるのではと気になる」(50代女性・青森県)という経年劣化を不安視する声や、「結局同じ顔の子どもが生まれたらその呪縛から逃れることは無理なので」(50代女性・宮城県)といった重い意見も散見。

 整形した後のことを見据えた際に生まれるさまざまな心配や不安が、実際に美容整形をすることを留める結果になっている様子が窺えた。

 美容整形アカウントの普及によってもたらされたのは、コンプレックスの解決策か、あるいは新たな悩みへの第一歩なのか。次回は、「美容整形を告白されたときに抵抗感を覚える関係性」や「美容整形へのハードルが下がったことによる懸念」についての調査結果を細かく分析していく。

【調査概要】

調査対象: OMR会員 男女20〜60代
サンプル数: 回答者全体 1000名(各年代200サンプル)
調査期間: 2021年3月2日(水)〜7日(月)
調査手法: インターネット調査
調査機関: オリコン・モニターリサーチ(https://omr.oricon.co.jp/?cat_id=omr-news

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