幼稚園・保育園に入園したわが子…半数の保護者が悩んでいる「園児同士のトラブル」「集団行動」
2022-04-24 eltha

様々な悩みを抱えるも「コロナ禍の状況もあり個別に不安な点を伝えられなかった」という声も
大人が見ていないところで起こる園児同士のトラブル「先生だけじゃカバーできない」

20代の保護者は85.7%が「不安あり」と回答

半数の保護者が、集団生活のなかで子どものコミュニケーション面を心配
・子どもに友達ができるか、いじめられないか(58.4%)
・集団での行動ができるか(53.9%)
・母子分離(32.7%)
・ケガをしないか、事件・事故に巻き込まれないか(21.2%)
・トイレ、オムツがとれていない(15.1%)
・朝決まった時間に起きられるか(12.1%)
・その他(8.6%)
特に友達関係や集団行動、子どものコミュニケーション面を心配している保護者の割合が高いことがわかる。「子どもと思っていても以外と大人が見ていないところで少しズルいことをする子もいたので気がかりだった」(60代女性)、「友達関係は本当に大変。こればっかは園の先生だけじゃカバー出来ないと思います」(40代男性)という意見もみられた。

「一度病院に行ってきたら?」心無い一言を投げかけられることも
「マイペースな子で、集中していると他の事が見えなくなったりするのを、『行動がお友達から遅れている』と言われてしまいました。集中力があるのは良い事なのに、集団行動から遅れることを注意されました。連絡帳にトラブルがあった時は書いてくれますが、普段の様子はあまり書いてくれなかった。普段の様子を細かく書いてくれればよかったと思います」(50代女性)
「事あるごとに『一度病院に行ってきたら?』と言われたこと。大らかな主任先生が『そんなことはない、大丈夫』と言ってくれたおかげで気持ちが安らいだ。理解のある経験の多い先生や外部に相談でき、なおかつ若い先生に子どもの対処方法を指導できる人がいるかいないかの差はとても大きいと思いました。」(50代女性)
「悩んでいたことに対して、明確な回答があればよかった。あとは、そんなに悩まなくていいという癒しがあれば」(40代女性)

「コロナ禍だからか、心配事を事前に先生に知らせる時間が十分に用意されていない。入園前の個別懇談があればもう少し安心して預けることができたと感じる」(30代女性)
「幼稚園関係者以外の子育ての専門の方にも気軽に相談出来ると、より嬉しい」(30代女性)
「子どもの園での様子が話だけではわからないので、映像などでも見れるようになると嬉しい」(30代男性)
親として、周囲の大人として、子どもにできることは、その子の個性に合った接し方で成長をサポートすること。しかし「周囲に相談しても分かってくれない」「”そんなに悩まないで大丈夫”という言葉こそツラい」と表面化されない部分でモヤモヤを抱える保護者もいる。親子への支援、生活上の困難を少しでも減らす助けが、今までも、これからも必要なのではないか。