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幼稚園・保育園に入園したわが子…半数の保護者が悩んでいる「園児同士のトラブル」「集団行動」

2022-04-24 eltha

様々な悩みを抱えるも「コロナ禍の状況もあり個別に不安な点を伝えられなかった」という声も

様々な悩みを抱えるも「コロナ禍の状況もあり個別に不安な点を伝えられなかった」という声も

 保育園や幼稚園の入園式を経て新学期が始まり、新たな環境で子ども・親ともに頑張っている時期。離れて過ごして大丈夫か、集団行動がとれているか、トラブルに巻き込まれていないか…親から子どもへの心配は尽きない。実際に入園前後でどのような悩みを抱える人が多いのか。1037名に調査を実施したところ、”友達とのトラブル”や”集団行動ができない”など、コミュニケーション面においての悩みが半数を占める結果となった。

大人が見ていないところで起こる園児同士のトラブル「先生だけじゃカバーできない」

20代の保護者は85.7%が「不安あり」と回答

20代の保護者は85.7%が「不安あり」と回答

 「お子さまが入園前に、不安はあったか?」という質問に、「ある」と答えたのは66.1%、「ない」と答えたのは33.9%。年齢別に見ると、「ある」の比率は若年層で高くなる傾向があり、20代で85.7%、30代で75.0%だった。
半数の保護者が、集団生活のなかで子どものコミュニケーション面を心配

半数の保護者が、集団生活のなかで子どものコミュニケーション面を心配

 「不安あり」と回答した人のなかで、悩みの比率の多い順に記載すると、以下のような結果に(複数回答、n=709)。

・子どもに友達ができるか、いじめられないか(58.4%)
・集団での行動ができるか(53.9%)
・母子分離(32.7%)
・ケガをしないか、事件・事故に巻き込まれないか(21.2%)
・トイレ、オムツがとれていない(15.1%)
・朝決まった時間に起きられるか(12.1%)
・その他(8.6%)

 特に友達関係や集団行動、子どものコミュニケーション面を心配している保護者の割合が高いことがわかる。「子どもと思っていても以外と大人が見ていないところで少しズルいことをする子もいたので気がかりだった」(60代女性)「友達関係は本当に大変。こればっかは園の先生だけじゃカバー出来ないと思います」(40代男性)という意見もみられた。
 迎えに行くと悲しそうな顔で園庭にたたずむ、わが子を発見。遊具の順番を守れない友達に蹴られたと報告されるも、先生もママ友も見ていないーー。まだ幼いとはいえ、とても巧妙で、トラブルは大人たちが気づかないタイミングで起こるという報告もSNSでは多く見られる。

「一度病院に行ってきたら?」心無い一言を投げかけられることも

 集団行動ができるか(53.9%)という悩みでは、園から指摘を受けるケースも。問題が起きるたびに「一度病院に行ってきたら?」と言われたり、マイペースな様子を見て「行動が友達から遅れている」と指摘を受けたり…。子どもの発達には個人差があり、個性も大きく関わる。どのようなサポートがあるとよいか。

「マイペースな子で、集中していると他の事が見えなくなったりするのを、『行動がお友達から遅れている』と言われてしまいました。集中力があるのは良い事なのに、集団行動から遅れることを注意されました。連絡帳にトラブルがあった時は書いてくれますが、普段の様子はあまり書いてくれなかった。普段の様子を細かく書いてくれればよかったと思います」(50代女性)

「事あるごとに『一度病院に行ってきたら?』と言われたこと。大らかな主任先生が『そんなことはない、大丈夫』と言ってくれたおかげで気持ちが安らいだ。理解のある経験の多い先生や外部に相談でき、なおかつ若い先生に子どもの対処方法を指導できる人がいるかいないかの差はとても大きいと思いました。」(50代女性)

「悩んでいたことに対して、明確な回答があればよかった。あとは、そんなに悩まなくていいという癒しがあれば」(40代女性)
「成長の遅い子に対して、長い目で成長を見守ってくれる園の寛大さ」(40代女性)

「コロナ禍だからか、心配事を事前に先生に知らせる時間が十分に用意されていない。入園前の個別懇談があればもう少し安心して預けることができたと感じる」(30代女性)

「幼稚園関係者以外の子育ての専門の方にも気軽に相談出来ると、より嬉しい」(30代女性)

「子どもの園での様子が話だけではわからないので、映像などでも見れるようになると嬉しい」(30代男性)

 親として、周囲の大人として、子どもにできることは、その子の個性に合った接し方で成長をサポートすること。しかし「周囲に相談しても分かってくれない」「”そんなに悩まないで大丈夫”という言葉こそツラい」と表面化されない部分でモヤモヤを抱える保護者もいる。親子への支援、生活上の困難を少しでも減らす助けが、今までも、これからも必要なのではないか。
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