ニキビに効果的な食べ物とは？ 食生活から始めるスキンケアを専門医が解説

　ニキビは、皮脂の分泌が過剰になったり、毛穴が詰まったりすることで起こる肌トラブル。ニキビの原因には、ホルモンバランスの乱れやストレス、睡眠不足など様々ですが、食生活も大きく関係しています。食事で摂る栄養素は、肌の健康や免疫力に影響を与えるためです。では、ニキビに効果的な食べ物とは？表参道総合医療クリニックの田中聡院長が解説します。

　ニキビに効果的な食べ物は、主に以下の3つの特徴を持つものです。
・抗炎症作用があるもの
・皮脂の分泌をコントロールするもの
・腸内環境を整えるもの

ヨーグルト
乳酸菌が善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。

ブルーベリー
抗酸化作用があり、肌の老化や炎症を抑制します。

オメガ3脂肪酸（鮭・まぐろなど）
抗炎症作用があり、ニキビの鎮静や予防に役立ちます。

味噌
発酵食品であり、腸内環境を整える役割があります。

緑黄色野菜（ブロッコリー・ほうれん草・かぼちゃ・にんじん）
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で肌のターンオーバーを促します。

大豆製品（豆腐・納豆・豆乳）
大豆イソフラボンがホルモンバランスを整えます。

ナッツ類（アーモンド・くるみ・カシューナッツ）
ビタミンEが肌に潤いを与え、抗酸化作用もあります。

リンゴ
ペクチンが腸内環境を整え、毒素を排出しやすくします。

玄米・全粒粉製品
ビタミンB群が豊富で、肌の新陳代謝をサポートします。

カモミールティー
抗アレルギー作用や抗炎症作用があり、ニキビを和らげます。

　これらの食べ物を積極的に取り入れることで、体内環境を整え、肌の健康をサポートし、ニキビ対策に効果を発揮することが期待できます。バランスの良い食生活を心がけて、美肌を目指しましょう。