山田まりや、「巨乳はバカ」という根拠なきレッテルと戦ったグラドル時代を経て…母子支援に尽力する今

──人気絶頂期の23歳で病に。やはり背負うものが多すぎたのでしょうか？

山田まりや若くして仕事のピークが来てしまった分、体調や感情のコントロールもできなかったんです。ただそれをきっかけに食の勉強をするようになったのはよかったと思っています。

──食に関する多くの資格も取得され、28歳で結婚。32歳でお子さんにも恵まれます。

山田まりや弟の高校卒業を見届けて、ここからは自分軸で生きようと決めました。子どもを授かったことで「山田家のカルマを断ち切るんだ」という思いも強くなりましたね。

──お父さまには今、どんな思いがありますか？

山田まりやなぜ父親が酒乱になり、母親が言い返せず毎日泣いていたのか、原因は母親が自分で稼いで自立できないという、生活能力の低さだと母自ら14歳の時に私に言いました。だから離婚出来ない。我慢するしかないと。でもそのしわ寄せは全て子供に行きますよね。

──『朝生』では「少子化対策の前に1人1人の幸福度を上げる必要がある」と強く訴えられていました。

山田まりや昨年6月に一般社団法人MwM JAPANを立ち上げたのは、格差がますます広がる日本で、人格形成を育む大切な時期にある子どもたちに愛と栄養をたくさん届けたいと考えたから。そのためには子どもたちはもちろん、社会的に弱い立場の大人、シングルマザーへの支援も欠かせません。子どもたちが未来への希望を持って育ち、やがて心に余裕のある人が増えたら、社会はもっとよくなると思うんです。

──今後はどのような活動を展望されていますか？

山田まりや将来的にフィリピンとの2拠点生活をしたいと考えています。どんな状況下にある家庭でもこれからを生きる子ども達には窮屈な思いから解放され、自由な選択肢をいくつも増やしてあげたいので、そのきっかけ作りの一つとして８月は約１ヶ月間、フィリピンへ視察を兼ねて親子で語学留学を体験してきます。世界は広く多様性を受け入れ共鳴、共存する器、柔軟性を養うための交換留学ツアーなど企画出来るように頑張ります。

──ちなみにグラビアのオファーがあったらいかがですか？

山田まりや私は一刻も早くグラビアを卒業したくて仕事を頑張ってきましたから。あとたぶん息子が怒りますね。ちょっとでも胸元が開いた服を着ると「露出が多い！」と指摘されるので（笑）。
（取材・文／児玉澄子）

山田まりや
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一般社団法人MwM Japan　https://www.mwmjapan.com/