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テカリや化粧崩れを防ぎたい…混合肌の朝スキンケア「化粧水のテクスチャーは保湿力と関係しない」

2023-08-19 eltha

テカリ、乾燥が気になる混合肌

テカリ、乾燥が気になる混合肌

 「毛穴が気になる」「保湿と皮脂のバランスに悩んでいる」など、暑さや紫外線で肌に負担がかかりやすい時期。特に混合肌の場合は、“乾燥”と“ベタつき”の両方に悩まされ、化粧崩れに悩む人も多いのでは。そんな肌悩みを抱える人にとって重要なのは「朝のスキンケア」でどれだけ水分を入れ込むことができるかです。さっぱりしたスキンケアを好む人も多いと思いますが、それでもOK! 肌を整えることで、一日中快適に過ごせるようになります。混合肌の原因、化粧崩れを防ぐスキンケアアイテム選びのポイントを専門家に聞きました。

混合肌とは?

 混合肌とは、顔の部分によって肌質が異なる状態のことをいいます。一般的には、Tゾーン(額・鼻・あご)が脂性肌でベタつきやすく、Uゾーン(頬・目元・口元)が乾燥肌でカサつきやすいパターンが多いです。しかし、人によっては逆になったり、部分的に敏感肌やニキビ肌が混ざったりすることもあります。原因は「乾燥」「生活習慣の乱れ」「外的要因」など様々です。

「乾燥」
皮膚は角層や皮脂膜によって守られていますが、間違ったスキンケア・紫外線・生活習慣の乱れなど様々な理由から角層の保水力が衰えると、肌のバリア機能が低下します。すると、これ以上水分を逃さないようにと、皮脂分泌が過剰になり、肌が乾燥します。

「生活習慣の乱れ」
生活習慣が乱れると、肌のターンオーバー(細胞が生まれ変わる代謝サイクル)も乱れ、バリア機能が低下しやすい環境に。食事のバランス、良質な睡眠をとることを心がけましょう。

「外的要因」
紫外線やエアコンの風、洗顔料も肌に刺激を与えます。部屋の湿度を保ったり、外出時は日焼け止めや帽子を利用して紫外線対策をしっかりと行ったり、季節に合わせたケアが必要です。

「化粧した瞬間から崩れる…」夏特有、混合肌の悩み

 しっかりメイクしても「テカリが気になる」「皮脂崩れを起こす」など、この季節特有の肌悩みも。夏は暑さや湿度で汗をかきやすく、皮脂分泌も増えます。その結果、Tゾーンだけでなく全体的にテカリが目立つようになります。ファンデーションが浮いてきたり、顔のくすみが気になったり、メイク直しで対処することはできますが、その時間がこまめにとれるとは限らないですし、できれば直す頻度を減らしたいものです。株式会社アイ・ドット・クオリティの内田さんは、「化粧崩れを防ぐには、朝のスキンケアが肝心です。肌にいかに水分を入れ込むかを重視してほしい」と解説。

 夏の混合肌におすすめな朝のスキンケアは、以下の3つのポイントに注意して行うと良いでしょう。

(1)洗顔は優しく:朝の洗顔は、夜に分泌された皮脂や汚れを落とす程度にしましょう。洗顔料は泡立てて肌をこすらないように優しく洗います。洗顔後はすぐに化粧水で保湿します。

(2)化粧水はたっぷり:化粧水は肌に水分を与えるだけでなく、皮脂分泌を整える効果もあります。混合肌の方は、さっぱりとしたテクスチャーの化粧水をたっぷりと手で押さえるように塗ります。コットンで拭き取ると乾燥する可能性があるので避けましょう。

(3)乳液は軽めに:乳液は化粧水で与えた水分を逃がさないようにする役割があります。混合肌の方は、重くならないように軽めのテクスチャーの乳液を選びましょう。また、乾燥しやすい部分に重ね付けすることで、部分的な保湿も忘れないようにします。

「夏は睡眠中に汗や皮脂が出ます。特に皮脂は油分なので、水洗いでは落ちませんので洗顔は必要だと考えます。化粧水をコットンに含ませたものでふき取る方法もありますが、摩擦による肌へのダメージがあるのでおすすめできません。

 化粧水で入れた水分の蒸発を防ぐために、油分である乳液で蓋をすることが大切です。肌に老化角質が残った状態だと、化粧水の浸透が悪くなりますので、角質ケアもおすすめです。肌表面の老化角質を取り除くことでスキンケアが浸透しやすい肌になります」

「保湿成分が上位表示されているもの」を選ぶ、化粧水・乳液の選び方

(1)保湿力を高める成分
ヒト型セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿成分が含まれているものを選ぶ

(2)皮脂を抑える成分
皮脂を抑えるのに有効なビタミンC誘導体、米エキス、大豆エキスなどが含まれているものを選ぶ

(3)肌へのやさしさ
アルコール(エタノール)、鉱物油、合成香料、シリコンなどは肌に大きな刺激を与えることも。自分の肌に合った成分を選ぶ。とはいえ「オーガニック」や「自然由来」と銘打つものが良いとは限らないので、そこに頼らず“信頼のできるメーカーであるか”を調べてみる

(4)テクスチャ
ベタつかないさっぱりタイプ、とろみのあるしっとりタイプなど、好みの付け心地のアイテムを選ぶ

「保湿力と化粧水のテクスチャは関係するのか?という質問をいただきますが、保湿力はテクスチャには関係ありません。各化粧品の開発者がお客様に長く気に入って使っていただくために、しっとり、さっぱりといった使用感を作り出していますので、季節や好みで選んでも問題はありません」

 このように適切なスキンケアを続け、生活習慣を見直すことで混合肌は改善することが可能です。食事や水分摂取、睡眠やストレス、紫外線対策なども行い、肌の土台を整えていきましょう。
内田智子

監修者 内田智子

敏感肌用スキンケア「肌〇(はだまる)」を製造・販売する株式会社アイ・ドット・クオリティにて、EC事業部/広報部を兼任
〈所有資格〉
日本化粧品検定1級
日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ

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