なぜシャンプーしていても、頭皮がにおう?美容師がおすすめのケア方法を解説
2023-08-19 eltha
なぜ頭皮が臭くなるのか?
(1)皮脂
頭皮から分泌される皮脂や汗が雑菌やカビと混ざり合って分解されることで発生する。
(2)生活習慣
食習慣の内容や睡眠の質によって、皮脂分泌量にも変化が。脂っこいものを食べれば皮脂の分泌が増える。睡眠不足による血行不良やストレスで頭皮の健康状態が変化する。
(3)ヘアケア
シャンプーやトリートメントなどの洗い残しや、スタイリング剤などの付着物が酸化したり雑菌が繁殖したりすることで発生する。
デオドラントスプレーやドライシャンプーなど、一時的に頭皮のケアができる商品が登場していますが、そのニオイの根本を改善する習慣をつけることが何よりです。
頭皮のニオイのもとを断つ、ヘアケア習慣5つ
入浴前に髪をブラッシングすることで、髪や頭皮に付着したホコリや汚れを落とすことができます。 また、ブラッシングは血行促進やマッサージ効果もありますので、頭皮環境を整える効果も期待できます。
「頭皮ケアしたい人には、頭皮を傷つけない木製の先が丸くなってるピンブラシやパドルブラシで優しくブラッシングしてあげるのがオススメです。毛穴に詰まった皮脂や汚れを浮かす、抜け毛予防になりますし、シャンプー前のブラッシングは、髪や頭皮の汚れやほこりを浮かせ、洗浄効果をアップさせてくれるので、シャンプーも少量で済みます。
ウッドピンブラシやパドルブラシなど、目が荒く、程よく硬さがあるブラシが使いやすいと思います。個人的にはタングルティーザーのブラシが密度もあって、ブラシが細く、柔らかいブラシで、外人さんみたいなの細くて、柔らかくて絡みやすい髪も絡まる事なく綺麗にほどけてブラッシングできるのでオススメです!」
(2)予洗いを入念にする
シャンプー前に38℃前後のシャワーで髪と頭皮を洗います。頭皮に指の腹をしっかりあてて、揉み洗いましょう。
(3)シャンプーは泡立ててから頭皮につける
シャンプーは頭皮と髪の汚れを落とすために必要ですが、使い方によっては逆に臭いの原因になります。 原液を直接付けるのはNG。適量を手で泡立ててから使いましょう。 泡立てることで、シャンプーの成分が均一になり、頭皮をやさしく洗えます。
「高級アルコール系、石油系の界面活性剤が入った洗浄力が強いシャンプーだと皮脂を取りすぎてしまって、よりベタつくことがあります。アミノ酸系の界面活性剤が入った洗浄力が優しいシャンプーや匂いなどを抑制する効果のあるペパーミント、ユーカリ、ラベンダーなどが配合されてるものをセレクトしてあげるといいと思います。
シャンプーの仕方もしっかりと泡立てて指通りをよくしてあげて、指の腹をしっかりと地肌にあてて、強くゴシゴシ擦らずに、優しく擦って洗ってあげると血行も良くなって、毛穴に詰まってる皮脂や汚れもしっかりと取れます。手の動かし方も、指先だけではなく手首を使って大きく動かして満遍なく洗ってあげるといいです」
(4)すすぎは丁寧に行う
シャンプーの後は、すすぎを丁寧に行うことがとても重要です。 シャンプーやトリートメントの洗い残しは、頭皮のにおいやトラブルの原因になります。 すすぎは、頭皮や髪にぬめりを感じなくなるまで行いましょう。
(5)頭皮用の化粧水やオイルを使う
【頭皮ローション】
頭皮ローションは、フケやかゆみ、薄毛、抜け毛が気になる方はしてあげると保湿されて頭皮が健康な状態に保たれるので非常にいいと思います。髪についてしまうとベタつきの原因になってしまうので、なるべく頭皮につけてあげて保湿してあげるといいです。
【頭皮クレンジング】
頭皮が正常の方はそこまでしなくてもいいと思いますが、フケやかゆみ、抜け毛や薄毛などが気になる方で、頭皮トラブルがある方はしてあげた方がいいです。 乾燥肌、脂性肌、混合肌などで使う商品も変わってくるので、自分の頭皮の状態にあった商品を使ってあげてください。
たくさん汗をかく分、頭皮のにおいも気になります。放置せずに早めに対策を取ることが大切です。 この記事で紹介した方法を実践して、頭皮と髪の健康を保ちましょう。
監修者 崎下章
美容師歴22年。都内数店舗を経て、フリーランスで活動してます。抜け感のあるスタイル、女性らしさを感じる品のあるスタイルが得意です。Instagram:akira_skst