「にぃにが作ったる！」大怪我をしたママに代わって…弟のために弁当を作る5歳児に550万再生「す、すごすぎる」「怪我の功名」

　日頃から料理のお手伝いをしているという5歳の息子さん。特にお母さんが骨折をしてしまい、全治1年の大怪我を負ってからはますますお手伝いに力が入り、この日は2歳の弟さんのお弁当を前日から仕込み、当日は朝5時半起きで手際良く唐揚げや卵焼き、おにぎりを作る姿に「す、すごすぎる」「感動しかない」「本当に見事な手さばき」「怪我の功名」などのコメントが寄せられ、460万再生を超える反響があった。息子さんの日常をお母さんに聞いた。

――「5歳になった長男の話」というリール動画に大きな反響がありましたが、改めてこの時の状況を教えてください。

私が年明けに、家の小上がりから転落して左肘を骨折してしまい、入院もして手術もする全治1年の大怪我でした。退院してからは、長男がお手伝いをよくしてくれるようになりました。この日は、次男の保育園弁当を作らないといけなかったのですが、長男が「作ったる！」と言って、張り切って作ってくれました。その優しさとやる気を残したくて、動画を作りました。

――息子さんの料理の腕前、完成した弁当をご覧になって、いかがでしたか。

包丁の扱いなどハラハラドキドキすることもありましたが、例えば卵焼きなどは、前からよく作ってくれていたので、日に日に上達して、安心して見られるようになったなぁとも思いました。お弁当が完成したとき、息子の笑顔がとても達成感に満ち溢れていて、それが親としても嬉しかったです。

――弟さんやお父さんはどのような反応をされていましたか。

弟はにぃにが大好きなので、にぃにが近づいてお弁当を持ってきてくれるだけでも、にこやかにしていました。お弁当を渡されると目を輝かせていましたが、無言でお弁当をかっさらって、フタをあけて食べようとしていました。保育園の連絡帳にも、「もりもり食べていた」と書かれていました。夫も、息子をたくさん「すごいなー！」と褒めていて、両親共に息子を褒めちぎり、そして「ありがとう！」と感謝を伝えました。

――息子さんは、普段どれくらいの頻度で料理をされているのでしょうか。

どれくらいのペースかは、その時によります。週に何度もしてくれる時もあれば、月に1回の時もありました。息子がやりたい気持ちを持ってくれた時に、お願いするようにしています。料理が上手になってくれることはもちろん嬉しいですが、それ以上に楽しんでほしいなぁと思います。色々な体験を通して、色々なことに興味を持って欲しいなぁと思っています。

――息子さんの得意料理や思い出の料理があれば教えてください。

初めて火を使った卵焼きです。フライパンに油を入れて卵を焼く作業がドキドキしたようで、出来上がった時に何度も「おいしい？○○ちゃんが作った卵焼きおいしい？」と言っていました。保育園の誕生日会で、「好きな食べ物はなんですか」という質問にも、「自分で作った卵焼き」と答えたようです。

――お子さん達の性格を教えてください。

長男は生き物が大好きなやんちゃな男の子って感じの子です。お調子者ですが、優しい子です。次男はマイペースでにぃにが大好きで、長男の真似ばかりしています。

――お子さんとの印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

最近手伝いをするときに、「やったろか〜」と言ってくれます。「洗い物したろかー？」「にぃにが守ったる！」と弟に対して言ってくれたり、逞しくなってきました。そして、弟はそんな兄を見て「○○ちゃんも！！」と負けじと兄についていきます（笑）。

――微笑ましいですね。子育てをされる上で、驚いたことや感動したことがあれば教えてください。

日々感動ばかりです。私が思っている以上に、子どもはいろいろ考えて、しっかりしているなぁと感じます。弟が生まれて悲しい思いをさせてしまわないかと心配していましたが、長男は思っている以上に次男に優しく接し、次男も長男を慕っていて…。これからも仲の良い兄弟でいてほしいと思いました。怪我をして入院したときも、泣いてしまうのではと心配していましたが、長男なりに泣くこともなく、しっかり過ごしていたようです。今のかけがえのない家族時間を大切にしていきたいと思います。